4.11. すべてのデバイスへのマルチパス値の設定


multipath.conf の overrides セクションを使用して、すべてのデバイスにグローバル設定を適用します。これにより、パスの管理、タイムアウト、およびその他のパラメーターの一貫性が確保されます。これらの値は、multipaths セクションで置き換えられない限り、defaults と devices をオーバーライドします。

手順

  1. デバイス固有の設定をオーバーライドします。たとえば、すべてのデバイスで no_path_retryfail に設定できます。すべてのパスに障害が発生した場合は、次のコマンドを使用してキューイングをオフにします。これにより、デバイス固有の設定がオーバーライドされます。

    overrides {
            no_path_retry fail
    }
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  2. 次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、/etc/multipath.conf ファイルを検証します。

    • 設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t > /dev/null
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    • 変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t
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  3. /etc/multipath.conf ファイルを再読み込みし、multipathd デーモンを再設定して変更を反映します。

    # service multipathd reload
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