4.3.2. 設定スクリプト
Autotools の最も重要な機能は、
configure
スクリプトの作成です。このスクリプトは、ツール、入力ファイル、その他の機能がプロジェクトの構築に使用できるようにシステムをテストします。[2]。configure
スクリプトは Makefile
を生成します。これは、システム設定に基づいて make
ツールがプロジェクトをビルドできるようにします。
configure
スクリプトを作成するには、ます入力ファイルを作成します。そして、それを Autotools ユーティリティーにフィードして configure
スクリプトを作成します。この入力ファイルは通常 configure.ac
または Makefile.am
です。前者は通常 autoconf
が処理を行い、後者は automake
にフィードされます。
Makefile.am
入力ファイルが利用可能な場合は、automake
ユーティリティーが Makefile
テンプレート (つまり、Makefile. in
) を作成します。これは、設定時に収集された情報を参照する場合があります。たとえば、Makefile
は特定のライブラリーにリンクする必要がある場合がありますが、これはそのライブラリーがすでにインストールされている 場合のみ です。configure
スクリプトが実行されると、automake
が Makefile. in
テンプレートを使用して Makefile
を作成します。
代わりに
configure.ac
ファイルが利用可能な場合は、configure.ac
が起動したマクロに基づいて autoconf
が自動的に configure
スクリプトを作成します。予備の configure.ac
を作成するには、autoscan
ユーティリティーを使用してファイルを適時編集します。