第4章 全般的な更新
Red Hat Enterprise Linux 6 から Red Hat Enterprise Linux 7 へのインプレースアップグレード
インプレースアップグレードは、既存のオペレーティングシステムを置き換えて、システムを、次のメジャーリリースの Red Hat Enterprise Linux にアップグレードする方法を提供するものです。インプレースアップグレードを実行するには、
Preupgrade Assistant
を使用します。このユーティリティーは、実際のアップグレードを実行する前にシステムのアップグレード問題を確認し、Red Hat Upgrade Tool
に追加のスクリプトを提供します。Preupgrade Assistant
が報告した問題をすべて解決したら、Red Hat Upgrade Tool
を使用して、システムをアップグレードします。
手順とサポートされるシナリオの詳細については、https://access.redhat.com/documentation/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/7/html/Migration_Planning_Guide/chap-Red_Hat_Enterprise_Linux-Migration_Planning_Guide-Upgrading.html および https://access.redhat.com/solutions/637583 を参照してください。
Preupgrade Assistant
および Red Hat Upgrade Tool
は Red Hat Enterprise Linux 6 Extras チャンネルで利用可能であることに注意してください。https://access.redhat.com/support/policy/updates/extras を参照してください。(BZ#1432080)
setup パッケージは、予測できない環境設定をオーバーライドする方法を提供するようになりました。
setup パッケージは、環境変数をオーバーライドするための
sh.local
および csh.local
ファイルを、最後に取得される /etc/profile.d
ディレクトリーから提供および取得するようになりました。以前は、特に複数のスクリプトが同じ環境変数を変更した場合、未定義の順序により環境設定が予測不能になる可能性がありました。(BZ#1344007)