3.3. クライアントごとに複数の SSSD 設定ファイル
SSSD のデフォルト設定ファイルは /etc/sssd/sssd.conf
です。このファイルとは別に、SSSD は、/etc/sssd/conf.d/
ディレクトリーが *.conf
ファイルのすべてからその設定を読み取ることができます。
この組み合わせにより、すべてのクライアントでデフォルトの /etc/sssd/sssd.conf
ファイルを使用し、追加の設定ファイルに追加設定を追加して、クライアントごとに機能を個別に拡張できます。
SSSD が設定ファイルを処理する方法
SSSD は、以下の順番で設定ファイルを読み取ります。
-
プライマリー
/etc/sssd/sssd.conf
ファイル。 -
/etc/sssd/conf.d/
内のその他の*.conf
ファイル。これらのファイルはアルファベット順に処理されます。
同じパラメーターが複数の設定ファイルに表示されると、SSSD は最後に読み取るパラメーターを使用します。
注記
SSSD は、conf.d
ディレクトリー内の隠しファイル (.
で始まるファイル) を読み込みません。