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16.2. イメージ作成

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このバージョンでは、以前のバージョンから次の機能拡張が導入されています。

ブループリントで scap セキュリティープロファイルのテーラリングファイルの追加がサポートされるようになりました

9.4 以降、RHEL Image Builder で、scap セキュリティープロファイルのテーラリングファイルを追加することにより、ブループリントで OpenSCAP をカスタマイズできるようになりました。次のオプションを使用して、プロファイルのカスタマイズされたテーラリングオプションを osbuild-composer ブループリントのカスタマイズに追加できます。

  • selected: 追加するルールのリストに使用します。
  • unselected: 削除するルールのリストに使用します。

scap セキュリティープロファイルのテーラリングファイルでカスタマイズしたブループリントからイメージをビルドすると、新しいテーラリングプロファイル ID を持つテーラリングファイルが作成され、/usr/share/xml/osbuild-oscap-tailoring/tailoring.xml としてイメージに保存されます。新しいプロファイル ID には、ベースプロファイルの接尾辞として _osbuild_tailoring が追加されます (例: cis ベースプロファイルを使用する場合、xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_osbuild_tailoring)。

AWS EC2 イメージが BIOS と UEFI ブートの両方をサポートするようになりました

この更新により、RHEL Image Builder によって作成された AWS EC2 AMD または Intel 64 ビットアーキテクチャーの .ami イメージが拡張され、従来の BIOS ブートに加えて UEFI ブートもサポートされるようになりました。

VMware VSphere (OVA) のビルドがサポートされます

RHEL Image Builder は、VMware VSphere Open Virtual Appliance (OVA) ファイルをビルドできます。これは、vSphere GUI クライアントを使用して VMware vSphere に簡単にデプロイできます。

Image Builder Web コンソールでブループリントと RHEL イメージを作成するための改良された新しい方法が導入されました

Image Builder ツールの新しい統合バージョンを使用すると、ブループリントとイメージをより簡単に作成できます。注目すべき機能強化は次のとおりです。

  • カーネル、ファイルシステム、ファイアウォール、ロケール、その他のカスタマイズなど、以前はコマンドラインインターフェイスでのみサポートされていたすべてのカスタマイズを Image Builder Web コンソールで使用できるようになりました。
  • ブループリントを .JSON または .TOML 形式でインポート、エクスポート、保存できます。

さまざまなパーティション設定モードをサポートするイメージを作成する機能

RHEL Image Builder を使用すると、VMware vSphere Open Virtual Appliance (OVA) ファイルをビルドできます。このファイルは、vSphere GUI クライアントを使用して VMware vSphere にデプロイできます。

Image Builder でのファイルシステムカスタマイズポリシーの変更

ブループリントで RHEL Image Builder のファイルシステムのカスタマイズを使用する場合、次のポリシー変更が適用されます。

  • ブループリントで `mountpoint` と最小パーティションの minsize エントリーを設定できます。
  • 次のイメージタイプは、ファイルシステムのカスタマイズをサポートしていません。

    • image-installer
    • edge-installer
    • edge-simplified-installer
  • 次のイメージタイプでは、パーティション設定されたオペレーティングシステムイメージは作成されません。

    • edge-commit
    • edge-container
    • tar
    • container

      このようなイメージのファイルシステムをカスタマイズしても効果はありません。

  • ブループリントで、tpm ディレクトリーとそのサブディレクトリーの mountpoint のカスタマイズがサポートされるようになりました。

RHEL Image Builder が、/etc ディレクトリーでカスタマイズされたファイルとディレクトリーの作成をサポートするようになりました

新しい `[[customizations.files]]` と customizations.directories ブループリントのカスタマイズを使用すると、/etc イメージディレクトリーにカスタマイズされたファイルとディレクトリーを作成できます。現在、これらのカスタマイズは /etc ディレクトリーでのみ使用できます。次のような OSTree コミットをデプロイするイメージタイプを除き、使用可能なすべてのイメージタイプに対してカスタマイズを使用できます。

  • edge-raw-image
  • edge-installer
  • edge-simplified-installer

RHEL Image Builder でビルドされた .vhd イメージが、64 ビット ARM をサポートするようになりました

Image Builder を使用して .vhd イメージを構築し、Microsoft Azure クラウドにアップロードできるようになりました。

RHEL Image Builder が、LVM でカスタマイズされたファイルシステムパーティションをサポートするようになりました

LVM において、ファイルシステムパーティションのカスタマイズに対応されたので、システムにファイルシステムのカスタマイズを追加すると、ファイルシステムは LVM パーティションに変換されます。

RHEL Image Builder が、ファイルシステム設定をサポートするようになりました

Red Hat Enterprise Linux 9.0 以降、Image Builder は、デフォルトのレイアウト設定を使用する代わりに、ブループリントでカスタムファイルシステム設定を指定して特定のディスクレイアウトでイメージを作成するサポートを提供します。

RHEL Image Builder は、起動可能な ISO インストーラーイメージを作成できます

Image Builder GUI および CLI を使用して、起動可能な ISO インストーラーイメージを作成できます。このイメージは、ベアメタルサーバーに直接インストールするのに使用できる root ファイルシステムを含む tar ファイルで構成されます。

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