14.5.4. JMS プロバイダーの設定


概要

JMS プロバイダーエンドポイントには、設定可能な多くの動作があります。これらには以下が含まれます。

  • メッセージの相関方法
  • 永続サブスクリプションの使用
  • サービスがローカル JMS トランザクションを使用する場合
  • エンドポイントによって使用されるメッセージセレクター

設定の指定

プロバイダーエンドポイントの動作は、オプションの jms:server 要素を使用して設定されます。jms:server 要素は WSDL wsdl:port 要素の子で、以下の属性があります。

表14.4 JMS プロバイダーエンドポイント WSDL 拡張
属性説明

useMessageIDAsCorrealationID

JMS がメッセージ ID を使用してメッセージを関連付けるかどうかを指定します。デフォルトは false です。

durableSubscriberName

永続サブスクリプションの登録に使用される名前を指定します。

messageSelector

使用するメッセージセレクターの文字列値を指定します。メッセージセレクターを指定するために使用される構文の詳細については、JMS1.1 仕様 を参照してください。

transactional

ローカル JMS ブローカーがメッセージ処理に関するトランザクションを作成するかどうかを指定します。デフォルトは false です。 [a]

[a] 現在、transactional 属性を true に設定するとランタイムはサポートされません。

例14.8「JMS プロバイダーエンドポイントの WSDL」 は、JMS プロバイダーエンドポイントを設定するための WSDL を示しています。

例14.8 JMS プロバイダーエンドポイントの WSDL

<service name="JMSService">
  <port binding="tns:Greeter_SOAPBinding" name="SoapPort">
    <jms:address jndiConnectionFactoryName="ConnectionFactory"
                 jndiDestinationName="dynamicQueues/test.Celtix.jmstransport" >
      <jms:JMSNamingProperty name="java.naming.factory.initial"
                             value="org.activemq.jndi.ActiveMQInitialContextFactory" />
      <jms:JMSNamingProperty name="java.naming.provider.url"
                             value="tcp://localhost:61616" />
    </jms:address>
    <jms:server messageSelector="cxf_message_selector"
                useMessageIDAsCorrelationID="true"
                transactional="true"
                durableSubscriberName="cxf_subscriber" />
  </port>
</service>
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