2.2.4.6.2. 変更イベントの値


変更イベントメッセージの値は、少し複雑です。message キーと同様に、schema セクションと payload セクションがあります。PostgreSQL コネクターによって生成されたすべての変更イベント値の payload セクションには、以下のフィールドを含む エンベロープ 構造があります。

  • op は、操作のタイプを記述する文字列値が含まれる必須フィールドです。PostgreSQL コネクターの値は、c (作成または挿入)、u (更新)、d (削除)、および r (読み取り、スナップショットの場合)です。
  • before は任意のフィールドであり、存在する場合はイベント発生 の行の状態が含まれます。この構造は、PostgreSQL_server.public.customers.Value Kafka Connect スキーマによって記述され、PostgreSQL_server コネクターは public.customers テーブルのすべての行に使用します。
警告

このフィールドが利用可能かどうかは、各テーブルの REPLICA IDENTITY 設定によって異なります。

  • after はオプションのフィールドで、存在する場合はイベント発生 の行の状態が含まれます。構造は、以前 で使用されるのと同じ PostgreSQL_server.public.customers.Value Kafka Connect スキーマによって記述され ます
  • source は、イベントのソースメタデータを記述する構造が含まれる必須のフィールドです。PostgreSQL の場合は、Debezium バージョン、コネクター名、影響を受けるデータベースの名前、スキーマ、テーブルの名前、イベントが継続中のスナップショットの一部であるかどうか、レコードの メタ情報 セクションからの同じフィールドが含まれます。
  • ts_ms は任意です。存在する場合は、コネクターがイベントを処理した時間(Kafka Connect タスクを実行している JVM のシステムクロックを使用)が含まれます。

当然ながら、イベントメッセージの値のschema 部分には、このエンベロープ構造と、その中のネストされたフィールドを記述するスキーマが含まれます。

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