2.2.4.6.3. レプリカ ID
REPLICA IDENTITY は UPDATE および DELETE イベントの場合に 論理デコード に使用できる情報量を決定する PostgreSQL 固有のテーブルレベルの設定です。具体的には、上記のイベントのいずれかが発生するたびに、関係するテーブル列の以前の値に関する利用可能な情報(ある場合)を制御します。
REPLICA IDENTITY には 4 つの可能性があります。
-
DEFAULT -
UPDATEおよびDELETEイベントには、テーブルのプライマリーキー列の以前の値のみが含まれます。UPDATEの場合、値が変更されたプライマリー列のみが存在します。 -
NOTHING:
UPDATEおよびDELETEイベントには、テーブル列の以前の値に関する情報は含まれません。 -
FULL:
UPDATEおよびDELETEイベントには、すべてのテーブルの列の以前の値が含まれます。 -
INDEX
インデックス名:UPDATEおよびDELETEイベントには、index nameという名前のインデックス定義に含まれる列の以前の値が含まれます。UPDATEの場合は、値が変更されたインデックス化された列のみが存在します。