第5章 Debezium の監視


Zookeeper および Kafka の提供する JMX メトリクスを使用して、Debezium を監視することができます。これらのメトリクスを使用するには、Zookeeper、Kafka、および Kafka Connect サービスの起動時にメトリクスを有効にする必要があります。JMX を有効にするには、正しい環境変数を設定する必要があります。

注記

同じマシン上で複数のサービスを実行している場合は、サービスごとに異なる JMX ポートを使用するようにしてください。

5.1. RHEL での Debezium の監視

5.1.1. Zookeeper JMX 環境変数

Zookeeper には JMX のサポートが組み込まれています。ローカルインストールを使用して Zookeeper を実行する場合、zkServer.sh スクリプトは以下の環境変数を認識します。

JMXPORT
JMX を有効にし、JMX に使用するポート番号を指定します。この値は、JVM パラメーター -Dcom.sun.management.jmxremote.port=$JMXPORT を指定するために使用されます。
JMXAUTH
接続時に JMX クライアントがパスワード認証を使用する必要があるかどうかを定義します。true または false のどちらかでなければなりません。デフォルトは false です。この値は、JVM パラメーター -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=$JMXAUTH の指定に使用されます。
JMXSSL
JMX クライアントが SSL/TLS を使用して接続するかどうかを定義します。true または false のどちらかでなければなりません。デフォルトは false です。この値は、JVM パラメーター -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=$JMXSSL を指定するために使用されます。
JMXLOG4J
Log4J JMX MBean を無効にする必要があるかどうかを定義します。true (デフォルト) または false のいずれかである必要があります。デフォルトは true です。この値は、JVM パラメーター -Dzookeeper.jmx.log4j.disable=$JMXLOG4J の指定に使用されます。

5.1.2. Kafka JMX 環境変数

ローカルインストールを使用して Kafka を実行する場合、kafka-server-start.sh スクリプトは次の環境変数を認識します。

JMX_PORT
JMX を有効にし、JMX に使用するポート番号を指定します。この値は、JVM パラメーター -Dcom.sun.management.jmxremote.port=$JMX_PORT を指定するために使用されます。
KAFKA_JMX_OPTS

JMX オプション。起動時に直接 JVM に渡されます。デフォルトのオプションは次のとおりです。

  • -Dcom.sun.management.jmxremote
  • -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
  • -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false

5.1.3. Kafka Connect JMX 環境変数

ローカルインストールを使用して Kafka を実行する場合、connect-distributed.sh スクリプトは次の環境変数を認識します。

JMX_PORT
JMX を有効にし、JMX に使用するポート番号を指定します。この値は、JVM パラメーター -Dcom.sun.management.jmxremote.port=$JMX_PORT を指定するために使用されます。
KAFKA_JMX_OPTS

JMX オプション。起動時に直接 JVM に渡されます。デフォルトのオプションは次のとおりです。

  • -Dcom.sun.management.jmxremote
  • -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
  • -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
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