5.2. アプリケーションプロパティーの指定


ファット JAR として仮想化を作成する場合は、application.properties ファイルを指定する必要があります。仮想データベースアプリケーションの静的プロパティーは、/src/main/resource ディレクトリーの application.properties ファイルで定義できます。静的プロパティーは、異なる環境全体で定数を維持する構成設定です。OpenShift に仮想データベースをデプロイした後に、仮想データベースを再ビルドおよび再デプロイしない限り、application.properties ファイルに加えた変更は有効ではありません。

application.properties ファイルで定義するデータソースプロパティーの前に、Datasources.java ファイルに指定された設定プロパティー文字列を追加する必要があります。プレフィックスは、プロパティーと Java クラスとの間の接続を確立します。

たとえば、データソース .java ファイルの設定プロパティー接頭辞 spring.datasource. sampledb を確立する場合、以下のプロパティー定義のように、application.properties ファイルで定義するプロパティー名の前にその文字列を追加する必要があります。

spring.datasource.sampledb.username=<username>
spring.datasource.sampledb.password=<password>

前提条件

  • アプリケーション接頭辞を指定する Java クラスフォルダーに Datasources.java ファイルがある。

手順

  1. application.properties ファイルを Java プロジェクトの src/main/resources フォルダーに追加します。
  2. ファイルで、認証情報など、データソースへの接続に必要なプロパティーを定義します。

    注記

    application.properties ファイルに定義しないプロパティーは CR YAML ファイルに定義する必要があります。

    注記

    application.properties でプロパティーを定義し、CR で対応する環境変数を定義する場合、CR の値は application.properties ファイルに設定される値よりも優先されます。

    以下に例を示します。

    spring.datasource.sampledb.jdbc-url=jdbc:postgresql://localhost/sampledb 1 2
    spring.datasource.sampledb.username=user 3
    spring.datasource.sampledb.password=user
    spring.datasource.sampledb.driver-class-name=org.postgresql.Driver 4
    spring.datasource.sampledb.platform=sampledb 5
    
    # spring overrides
    spring.teiid.model.package=io.integration
    spring.main.allow-bean-definition-overriding=true
    
    # open jdbc/odbc ports
    teiid.jdbc-secure-enable=true
    teiid.pg-secure-enable=true
    teiid.jdbc-enable=true
    teiid.pg-enable=true
    
    # How to debug?
    #logging.level.org.teiid=DEBUG 6
    1
    仮想データベースがローカルの postgreSQL データベースにデータソースとして接続するために使用する JDBC URL。
    2
    これらの各プロパティーで使用される接頭辞は、Datasources.java ファイルで定義される接頭辞と一致します。
    3
    ここに記載のユーザー名およびパスワードの値は、プレーンテキストで表示されます。認証認証情報のセキュアなストレージを有効にするには、CR ファイルで環境変数を使用し、これらの値を定義するシークレットオブジェクトを参照します。
    4
    データソースへの接続に必要なドライバー。ここで参照するドライバーは、pom.xml ファイルで依存関係として定義する必要があります。仮想データベースを fat JAR として作成するための pom.xml ファイルの例は、teiid/dv-customer-fatjar リポジトリーを参照してください。
    5
    データソースの名前
    6
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