第9章 仮想データベースの監視
Prometheus は、Red Hat OpenShift 環境にデプロイされたサービスの監視に使用できる、システムおよびサービスのオープンソースの監視およびアラートツールキットです。Prometheus は、指定の間隔で設定されたサービスからメトリクスを収集および保存します。さらに、ルール式の評価や結果の表示を行い、指定の条件が true になるとアラートをトリガーできます。
Prometheus に対する Red Hat の サポートは、Red Hat 製品ドキュメントに記載の設定および構成の推奨事項に限定されます。
Prometheus は Data Virtualization サービスと通信して、メトリクスおよびデータを取得します。ユーザーはデータをクエリーしたり、Grafana などのビジュアライゼーションを使用してダッシュボードで傾向を表示できます。
OpenShift サービスのモニタリングを有効にするには、サービスはエンドポイントを Prometheus に公開する必要があります。このエンドポイントは、メトリクスのリストとメトリクスの現在の値を提供する HTTP インターフェースです。Data Virtualization Operator を使用して仮想データベースを作成する場合、Data Virtualization サービスは HTTP エンドポイントを Prometheus に自動的に公開します。Prometheus は定期的にターゲット定義の各エンドポイントをスクレイピングし、収集したデータをそのデータベースに書き込みます。
Prometheus を OpenShift クラスターにデプロイすると、同じクラスターにデプロイする仮想化のメトリクスが自動的に Prometheus サービスに公開されます。
Prometheus を使用した Red Hat Integration のサービスの監視に関する詳細は、「 Monitoring Red Hat Integration 」を参照してください。