6.2. 仮想データベースのデプロイ
仮想データベースおよびその対応する CR ファイルを作成した後に、Data Virtualization Operator を実行してデータベースを Openshift にデプロイします。
前提条件
- クラスター管理者は、仮想データベースをデプロイする OpenShift クラスターに Data Virtualization Operator を追加しました。
- Data Virtualization Operator がインストールされている OpenShift クラスターにアクセスできる。
- 仮想データベースの設定およびデプロイ方法についての情報を提供する YAML 形式の CR がある。
- Operator はビルドに必要な依存関係が含まれる Maven リポジトリーにアクセスできます。
- OpenShift は CR で参照されるデータソースにアクセスできます。
手順
- ターミナルウインドウから OpenShift にログインし、仮想データベースを作成するプロジェクトを開きます。
-
コンピューターで、CR を含む
.yaml
ファイルが含まれるディレクトリーに切り替えます。 以下のコマンドを入力して Operator を実行し、仮想データベースを作成します。
oc create -f <cr_filename.yaml>
&
lt;cr_filename.yaml&
gt; をデータソースの CR ファイルの名前に置き換えます。以下に例を示します。oc create -f dv-customer.yaml
デプロイメントが完了すると、仮想データベースサービスが OpenShift クラスターに追加されます。サービスの名前は、カスタムリソースで指定された名前と一致します。
以下のコマンドを入力して、仮想データベースが作成されていることを確認します。
oc get vdbs
OpenShift はプロジェクト内の仮想データベースの一覧を返します。特定の仮想化が利用可能かどうかを確認するには、以下のコマンドを入力します。
oc get vdb <dv-name>
デプロイされたサービスは、以下のクライアントからの接続をサポートします。
- ポート 31000 経由の JDBC クライアント。
- ポート 5432 を介した ODBC クライアントを含む PostgreSQL クライアント。
- OData クライアント(HTTP エンドポイントおよびルート経由)。