10.7.5. トランザクションのコミット
この手順では、Java Transaction API (JTA) を使用してトランザクションをコミットする方法を示します。この API は、ローカルトランザクションと分散トランザクションの両方に使用されます。分散トランザクションは、Java Transaction Server (JTS) により管理され、Object Request Broker (ORB) の設定を必要とします。ORB の設定の詳細については、『管理および設定ガイド』の項 『ORB 設定』を参照してください。
要件
トランザクションは、コミットする前に開始する必要があります。トランザクションの開始方法については、「トランザクションの開始」を参照してください。
UserTransaction
のcommit()
メソッドを呼び出します。UserTransaction
のcommit()
メソッドを呼び出すと、トランザクションマネージャーがトランザクションをコミットしようとします。@Inject private UserTransaction userTransaction; public void updateTable(String key, String value) EntityManager entityManager = entityManagerFactory.createEntityManager(); try { userTransaction.begin(): <!-- Perform some data manipulation using entityManager --> ... // Commit the transaction userTransaction.commit(); } catch (Exception ex) { <!-- Log message or notify Web page --> ... try { userTransaction.rollback(); } catch (SystemException se) { throw new RuntimeException(se); } throw new RuntimeException(e); } finally { entityManager.close(); } }
Container Managed Transactions (CMT) を使用する場合は、手動でコミットする必要がありません。
Bean が Container Managed Transactions を使用するよう設定すると、コンテナはコードで設定したアノテーションに基づいてトランザクションライフサイクルを管理します。
結果
データソースがコミットし、トランザクションが終了します。そうでない場合は、例外がスローされます。
注記
全体の例は 「JTA トランザクションの例」 を参照してください。