検索

10.3.2. 1相コミット (1PC) の LRCO 最適化について

download PDF
トランザクションでは、一般的に 2 相コミットプロトコル (2PC) が使用されることが多いですが、両フェーズに対応する必要がなかったり、対応できない場合もあります。そのような場合、1 相コミット (1PC) プロトコルを使用することができます。XA 未対応のデータソースがトランザクションに参加する必要がある場合などがこの一例になります。
このような状況では、最終リソースコミット最適化 (LRCO: Last Resource Commit Optimization) という最適化が適用されます。1 相リソースは、トランザクションの準備フェーズで最後に処理され、コミットが試行されます。コミットに成功すると、トランザクションログが書き込まれ、残りのリソースが 2PC に移動します。最終リソースがコミットに失敗すると、トランザクションはロールバックされます。
このプロトコルにより、トランザクションの多くが通常に完了できますが、特殊なエラーによりトランザクションの結果に一貫性がなくなってしまう場合もあります。そのため、この方法は最終手段としてお使いください。
ローカルの TX データソースが1つのみトランザクションで使用されると、LRCO が自動的に適用されます。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.