3.4. モジュールが暗黙的にロードされないようにする
このタスクでは、モジュール依存関係のリストを除外するようアプリケーションを設定する方法を説明します。
デプロイ可能なアプリケーションを設定して暗黙的な依存関係がロードされないようにすることが可能です。これは、アプリケーションサーバーより提供される暗黙的な依存関係とは異なるバージョンのライブラリやフレームワークがアプリケーションに含まれる場合に一般的に行われます。
要件
- モジュール依存関係を除外するソフトウェアプロジェクトが存在する必要があります。
- 除外するモジュール名を知っている必要があります。暗黙的な依存関係のリストや状態については 「暗黙的なモジュール依存関係」 を参照してください。
手順3.4 jboss-deployment-structure.xml への依存関係除外設定の追加
- アプリケーションに
jboss-deployment-structure.xml
ファイルが存在しない場合は、jboss-deployment-structure.xml
という新しいファイルを作成し、プロジェクトに追加しあす。このファイルは<jboss-deployment-structure>
がルート要素の XML ファイルです。<jboss-deployment-structure> </jboss-deployment-structure>
Web アプリケーション (WAR) では、このファイルをWEB-INF
に追加します。EJB アーカイブ (JAR) では、META-INF
ディレクトリに追加します。 <deployment>
要素をドキュメントルート内に作成し、その中に<exclusions>
要素を作成します。<deployment> <exclusions> </exclusions> </deployment>
- exclusions 要素内で、除外される各モジュールに対して
<module>
要素を追加します。name
属性をモジュールの名前に設定します。<module name="org.javassist" />
例3.4 2 つのモジュールの除外
<jboss-deployment-structure> <deployment> <exclusions> <module name="org.javassist" /> <module name="org.dom4j" /> </exclusions> </deployment> </jboss-deployment-structure>