10.8.2. JTS トランザクション用 ORB の設定
JBoss Enterprise Application Platform のデフォルトインストールでは、ORB が無効になります。ORB は、コマンドライン管理 CLI を使用して有効にすることができます。
注記
管理対象ドメインでは、JacORB サブシステムが
full
および full-ha
プロファイルでのみ利用可能です。スタンドアロンサーバーでは、standalone-full.xml
または standalone-full-ha.xml
設定で利用可能です。
手順10.6 管理コンソールを使用した ORB の設定
プロファイル設定を表示します。
管理コンソールの右上から [Profiles] (管理対象ドメイン) または [Profile] (スタンドアロンサーバー) を選択します。管理対象ドメインを使用する場合は、左上にある選択ボックスから [full] または [full-ha] プロファイルを選択します。Initializers 設定の変更
必要な場合は、左側にある [Subsystems] メニューを展開します。[Container] サブメニューを展開し、[JacORB] をクリックします。メイン画面に表示されるフォームで、[Initializers] タブを選択し、[Edit] ボタンをクリックします。[Security] の値をon
に設定して、セキュリティーインターセプターを有効にします。JTS 用 ORB を有効にするには、[Transaction Interceptors] 値をデフォルトのspec
ではなくon
に設定します。これらの値に関する詳細な説明については、フォームの [Need Help?] リンクを参照してください。値の編集が完了したら、[Save] をクリックします。高度な ORB 設定
高度な設定オプションについては、フォームの他のセクションを参照してください。各セクションには、パラメーターに関する詳細な情報とともに [Need Help?] リンクが含まれます。
管理 CLI を使用して ORB を設定
管理 CLI を使用して ORB の各側面を設定できます。以下のコマンドは、管理コンソールに対するイニシャライザーに上記の手順と同じ値を設定します。これは、JTS と使用する ORB の最小設定です。
これらのコマンドは、full プロファイルを使用して管理対象ドメインに対して設定されます。必要な場合は、設定する必要があるプロファイルに合わせてプロファイルを変更します。スタンドアロンサーバーを使用する場合は、コマンドの
/profile=full
部分を省略します。
例10.3 セキュリティーインターセプターの有効化
/profile=full/subsystem=jacorb/:write-attribute(name=security,value=on)
例10.4 JTS 用 ORB の有効化
/profile=full/subsystem=jacorb/:write-attribute(name=transactions,value=on)