6.4. 障害復旧メトリクス


以下は、Prometheus によってスクレイピングされる ramen メトリクスです。

  • ramen_last_sync_timestamp_seconds
  • ramen_policy_schedule_interval_seconds
  • ramen_last_sync_duration_seconds
  • ramen_last_sync_data_bytes
  • ramen_workload_protection_status

これらのメトリックは、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes (RHACM operator) がインストールされているハブクラスターから実行します。

6.4.1. 最終同期のタイムスタンプ (秒単位)

これは、アプリケーションごとのすべての PVC の同期が最後に成功した時刻を示す秒単位の時間です。

メトリクス名
ramen_last_sync_timestamp_seconds
メトリクスのタイプ
ゲージ
ラベル
  • ObjType: オブジェクトのタイプ。ここでは DRPC です。
  • ObjName: オブジェクトの名前。ここでは DRPC-Name です。
  • ObjNamespace: DRPC namespace
  • Policyname: DRPolicy の名前
  • SchedulingInterval: DRPolicy からのスケジュール間隔の値
メトリクス値
値は、DRPC ステータスの lastGroupSyncTime から取得される Unix 秒として設定されます。

6.4.2. ポリシースケジュール間隔 (秒)

これにより、DRPolicy からのスケジュール間隔が秒単位で得られます。

メトリクス名
ramen_policy_schedule_interval_seconds
メトリクスのタイプ
ゲージ
ラベル
  • Policyname: DRPolicy の名前
メトリクス値
これは、DRPolicy から取得したスケジュール間隔 (秒単位) に設定されます。

6.4.3. 最後の同期期間 (秒)

これは、アプリケーションごとに全 PVC が正常に同期された最新の情報から同期する際にかかる最大時間を表します。

メトリクス名
ramen_last_sync_duration_seconds
メトリクスのタイプ
ゲージ
ラベル
  • obj_type: オブジェクトのタイプ。ここでは DRPC です。
  • obj_name: オブジェクトの名前。ここでは DRPC-Name です。
  • obj_namespace: DRPC namespace。
  • scheduling_interval: DRPolicy からのスケジュール間隔の値。
メトリクス値
値は、DRPC ステータスの lastGroupSyncDuration から取得されます。

6.4.4. 最新の同期から転送された合計バイト数

これは、アプリケーションごとに全 PVC が正常に同期された最新の同期から転送された合計バイト数を表します。

メトリクス名
ramen_last_sync_data_bytes
メトリクスのタイプ
ゲージ
ラベル
  • obj_type: オブジェクトのタイプ。ここでは DRPC です。
  • obj_name: オブジェクトの名前。ここでは DRPC-Name です。
  • obj_namespace: DRPC namespace。
  • scheduling_interval: DRPolicy からのスケジュール間隔の値。
メトリクス値
値は、DRPC ステータスの lastGroupSyncBytes から取得されます。

6.4.5. ワークロード保護ステータス

この値は、DR により保護されたアプリケーションごとのアプリケーション保護ステータスを示します。

メトリクス名
ramen_workload_protection_status
メトリクスのタイプ
ゲージ
ラベル
  • ObjType: オブジェクトのタイプ。ここでは DRPC です。
  • ObjName: オブジェクトの名前。ここでは DRPC-Name です。
  • ObjNamespace: DRPC namespace
メトリクス値
値は "1" または "0" のいずれかです。"1" はアプリケーションの DR 保護が正常であることを示します。"0" はアプリケーションの保護がデグレード状態にあり、保護されていない可能性があることを示します。
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