5.6. OpenShift Data Foundation デプロイメントの確認


OpenShift Data Foundation が正常にデプロイされていることを確認するには、以下を実行します。

5.6.1. Pod の状態の確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールから Workloads Pods をクリックします。
  2. Project ドロップダウンリストから openshift-storage を選択します。

    注記

    Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトをリスト表示します。

    各コンポーネントについて予想される Pod 数や、これがノード数によってどのように異なるかの詳細は、表5.1「OpenShift Data Foundation クラスターに対応する Pod」 を参照してください。

  3. Running タブおよび Completed タブをクリックして、以下の Pod が Running 状態および Completed 状態にあることを確認します。
表5.1 OpenShift Data Foundation クラスターに対応する Pod
コンポーネント対応する Pod

OpenShift Data Foundation Operator

  • ocs-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
  • ocs-metrics-exporter-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
  • odf-operator-controller-manager-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
  • odf-console-*(任意のワーカーノードに 1 Pod)
  • csi-addons-controller-manager- * (任意のワーカーノードに 1 つの Pod)

Rook-ceph Operator

rook-ceph-operator-*

(任意のワーカーノードに 1 Pod)

Multicloud Object Gateway

  • noobaa-operator-* (任意のワーカーノードに 1 Pod)
  • noobaa-core-* (任意のストレージノードに 1 Pod)
  • noobaa-db-pg-* (任意のストレージノードに 1 Pod)
  • noobaa-endpoint-* (任意のストレージノードに 1 Pod)

MON

rook-ceph-mon-*

(5 Pod は data-center ゾーンごとに 2 つ、arbiter ゾーンに 1 つと、3 つのゾーンに分散されます)。

MGR

rook-ceph-mgr-*

(任意のストレージノード上の 2 つの Pod)

MDS

rook-ceph-mds-ocs-storagecluster-cephfilesystem-*

(2 つの Pod が 2 つのデータセンターゾーンに分散されている)

RGW

rook-ceph-rgw-ocs-storagecluster-cephobjectstore-*

(2 つの Pod が 2 つのデータセンターゾーンに分散されている)

CSI

  • cephfs

    • csi-cephfsplugin-* (各ワーカーノードに 1 Pod)
    • csi-cephfsplugin-provisioner-* (ワーカーノードに分散する 2 Pod)
  • rbd

    • csi-rbdplugin-* (各ワーカーノードに 1 Pod)
    • csi-rbdplugin-provisioner-* (ストレージノードに分散する 2 Pod)

rook-ceph-crashcollector

rook-ceph-crashcollector-*

(各ストレージノードに 1 Pod、arbiter ゾーンの 1 Pod)

OSD

  • rook-ceph-osd-* (各デバイス用に 1 Pod)
  • rook-ceph-osd-prepare-ocs-deviceset-* (各デバイス用に 1 Pod)

5.6.2. OpenShift Data Foundation クラスターが正常であることを確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールで、Storage Data Foundation をクリックします。
  2. Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。
  3. Block and File タブの Status カードで、Storage Cluster に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
  4. Details カードで、クラスター情報が表示されていることを確認します。

ブロックおよびファイルダッシュボードを使用した OpenShift Data Foundation クラスターの正常性については、Monitoring OpenShift Data Foundationを参照してください。

5.6.3. Multicloud Object Gateway が正常であることを確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールで、Storage Data Foundation をクリックします。
  2. Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。

    1. Object タブの Status card で、Object ServiceData Resiliency の両方に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。
    2. Details カードで、MCG 情報が表示されることを確認します。

ブロックおよびファイルダッシュボードを使用した OpenShift Data Foundation クラスターの正常性については、OpenShift Data Foundation の監視 を参照してください。

重要

Multicloud Object Gateway には、データベースのコピー (NooBaa DB) が 1 つだけあります。つまり、NooBaa DB PVC が破損し、回復できない場合は、Multicloud Object Gateway に存在するアプリケーションデータが完全に失われる可能性があります。このため、Red Hat では NooBaa DB PVC のバックアップを定期的に取ることを推奨しています。NooBaa DB に障害が発生して回復できない場合は、最新のバックアップバージョンに戻すことができます。NooBaa DB をバックアップする手順は、こちらのナレッジベースの記事 の手順に従ってください。

5.6.4. 特定のストレージクラスが存在することを確認

手順

  1. OpenShift Web コンソールの左側のペインから Storage Storage Classes をクリックします。
  2. 以下のストレージクラスが OpenShift Data Foundation クラスターの作成時に作成されることを確認します。

    • ocs-storagecluster-ceph-rbd
    • ocs-storagecluster-cephfs
    • openshift-storage.noobaa.io
    • ocs-storagecluster-ceph-rgw
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