4.11. マネージドクラスター間でのサブスクリプションベースのアプリケーションの再配置


すべてのマネージドクラスターが使用可能になったら、アプリケーションを適切な場所に再配置します。

前提条件

  • セットアップにアクティブおよびパッシブの RHACM ハブクラスターがある場合は、Red Hat Advanced Cluster Management を使用したハブのリカバリー を参照してください。
  • プライマリークラスターが Ready 以外の状態にある場合は、更新に時間がかかる可能性があるため、クラスターの実際のステータスを確認してください。再配置は、プライマリークラスターと優先クラスターの両方が稼働している場合にのみ実行できます。

    1. RHACM console Infrastructure Clusters Cluster list タブに移動します。
    2. 再配置操作を実行する前に、両方のマネージドクラスターのステータスを個別に確認してください。
  • 現在の時刻と比較して、lastGroupSyncTime がレプリケーション間隔 (例: 5 分) 内にある場合に、再配置を実行します。これは、単一アプリケーションの目標復旧時間 (RTO) を最小限に抑えるために推奨されます。

    ハブクラスターで以下のコマンドを実行します。

    $ oc get drpc -o yaml -A | grep lastGroupSyncTime

    出力例:

    [...]
    lastGroupSyncTime: "2023-07-10T12:40:10Z"

    出力時刻 (UTC) と現在の時刻を比較して、すべての lastGroupSyncTime 値がアプリケーションレプリケーション間隔内にあることを検証します。そうでない場合は、すべての lastGroupSyncTime 値が true になるまで、再配置を待ちます。

手順

  1. ハブクラスターで、Applications に移動します。
  2. アプリケーション行の最後にある Actions メニューをクリックして、使用可能なアクションのリストを表示します。
  3. Relocate application をクリックします。
  4. Relocate application モーダルが表示されたら、障害時に関連付けられたアプリケーションを再配置する ポリシーターゲットクラスター を選択します。
  5. デフォルトでは、アプリケーションリソースをデプロイするサブスクリプショングループが選択されています。Select subscription group ドロップダウンをクリックして、デフォルトの選択を確認するか、この設定を変更します。
  6. 再配置の準備 状況を確認します。

    • ステータスが Ready で緑色のチェックマークが付いている場合は、ターゲットクラスターで再配置を開始する準備ができていることを示しています。手順 7 に進みます。
    • ステータスが Unknown または Not ready の場合は、ステータスが Ready に変わるまで待ちます。
  7. Initiate をクリックします。busybox リソースがターゲットクラスターに作成されました。
  8. モーダルウィンドウを閉じ、Applications ページの Data policy 列を使用してステータスを追跡します。
  9. アプリケーションのアクティビティーステータスが Relocated と表示されていることを確認します。

    1. Applications Overview タブに移動します。
    2. Data policy 列で、ポリシーを適用したアプリケーションの policy リンクをクリックします。
    3. Data policy ポップオーバーで、View more details リンクをクリックします。
    4. アプリケーションで使用されているポリシーに関連付けられている 1 つ以上のポリシー名と進行中のアクティビティー (最終同期時間とアクティビティーステータス) が表示されることを確認します。
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