2.3. スワップサイズの計算
割り当てるスワップサイズは、メモリーのオーバーコミットを処理するのに十分な容量でなければなりません。以下の式を使用して、ノードに必要なスワップサイズを計算することができます。
-
overcommit_ratio =
NovaRAMAllocationRatio
- 1 -
最小スワップサイズ (MB) =
(total_RAM * overcommit_ratio) + RHEL_min_swap
-
推奨 (最大) スワップサイズ (MB) =
total_RAM * (overcommit_ratio + percentage_of_RAM_to_use_for_swap)
percentage_of_RAM_to_use_for_swap
変数は、QEMU のオーバーヘッドおよびオペレーティングシステムまたはホストのサービスが消費するその他のリソースに対応するバッファーです。
たとえば、RAM 容量の合計が 64 GB で NovaRAMAllocationRatio
が 1
に設定されている場合、利用可能な RAM の 25% をスワップに使用するには、
- 推奨 (最大) スワップサイズ = 64000 MB * (0 + 0.25) = 16000 MB
NovaReservedHostMemory
の値を計算する方法は、「コンピュートノード上で確保するホストメモリーの計算」を参照してください。
RHEL_min_swap
の値を決定する方法は、RHEL の『ストレージデバイスの管理』の「システムの推奨スワップ領域」を参照してください。