8.3. 仮想 GPU イメージおよびフレーバーの作成
クラウドユーザーが仮想 GPU (vGPU) を使用するインスタンスを作成できるようにするには、仮想 GPU 対応のカスタムイメージを定義すると共に、仮想 GPU フレーバーを作成することができます。
8.3.1. カスタム GPU インスタンスイメージの作成
GPU 対応のコンピュートノードと共にオーバークラウドをデプロイしたら、NVIDIA GRID ゲストドライバーおよびライセンスファイルを使用して仮想 GPU 対応のカスタムインスタンスイメージを作成することができます。
手順
仮想 GPU インスタンスが必要とするハードウェアおよびソフトウェアプロファイルでインスタンスを作成します。
(overcloud) [stack@director ~]$ openstack server create --flavor <flavor> --image <image> temp_vgpu_instance
-
<flavor>
を、仮想 GPU インスタンスが必要とするハードウェアプロファイルを持つフレーバーの名前または ID に置き換えてください。デフォルトのフレーバーに関する情報は、「フレーバーの 管理」を 参照してください。 -
<image>
を、仮想 GPU インスタンスが必要とするソフトウェアプロファイルを持つイメージの名前または ID に置き換えてください。RHEL クラウドイメージのダウンロードに関する情報は、「 Image サービス 」を参照してください。
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- cloud-user としてインスタンスにログインします。詳細は、「インスタンス へのログイン」を参照してください。
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NVIDIA のガイダンス (「Licensing an NVIDIA vGPU on Linux by Using a Configuration File」) に従って、インスタンス上に
gridd.conf
NVIDIA GRID ライセンスファイルを作成します。 インスタンスに GPU ドライバーをインストールします。NVIDIA ドライバーのインストールについての詳細は、「Installing the NVIDIA vGPU Software Graphics Driver on Linux」を参照してください。
注記hw_video_model
イメージ属性を使用して GPU ドライバーの種別を定義します。仮想 GPU インスタンスのエミュレートされた GPU を無効にする場合は、none
を選択します。サポートされているドライバーについての詳しい情報は、「付録A イメージの設定パラメーター」を参照してください。インスタンスのイメージスナップショットを作成します。
(overcloud) [stack@director ~]$ openstack server image create --name vgpu_image temp_vgpu_instance
- オプション: インスタンスを削除します。