1.2.4.2. ローカルボリュームからのインポート
glance-direct
メソッドは、イメージレコードを作成し、それによりイメージ ID が生成されます。ローカルボリュームからイメージがサービスにアップロードされるとステージングエリアに保管され、設定されているチェックに合格した後にアクティブとなります。高可用性 (HA) 構成で使用される場合には、glance-direct
メソッドには共通のステージングエリアが必要です。
HA 環境では、glance-direct
メソッドを使用したイメージのアップロードは、共通のステージエリアがない場合には失敗します。HA の Active/Active 環境では、API コールは複数の glance コントローラーに分散されます。ダウンロード API コールは、イメージをアップロードする API コールとは別のコントローラーに送信することが可能です。ステージングエリアの設定に関する詳しい情報は、『オーバークラウドの 高度なカスタマイズ』 の「 ストレージの設定 」セクションを参照してください。
glance-direct メソッドは、3 つの異なるコールを使用して、イメージをインポートします。
-
glance image-create
-
glance image-stage
-
glance image-import
glance image-create-via-import
コマンドを使用すると、これらの 3 つのコールを 1 つのコマンドで実行することができます。以下の例では、大文字の語句は適切なオプションに置き換える必要があります。
glance image-create-via-import --container-format FORMAT --disk-format DISKFORMAT --name NAME --file /PATH/TO/IMAGE
イメージがステージングエリアからバックエンドの場所に移動すると、そのイメージはリストされます。ただし、イメージがアクティブになるには、多少時間がかかる場合があります。
glance image-show <image-ID>
コマンドで、イメージの可用性をモニタリングすることができます。ここで ID は、イメージの作成中に提供された ID に置き換えてください。