8.2. OVS-DPDK のトポロジー
Red Hat OpenStack Platform では、コンポーザブルロール機能を使用してカスタムのデプロイメントロールを作成し、各ロールにサービスを追加/削除することができます。コンポーザブルロールの詳細は、『オーバークラウドの 高度なカスタマイズ』 の「 コンポーザブルサービスとカスタムロール 」を参照してください。
以下の図は、コントロールプレーンとデータプレーン用にポートが 2 つボンディングされている OVS-DPDK トポロジーの例を示しています。

OVS-DPDK を設定するには、以下のタスクを実行します。
-
コンポーザブルロールを使用する場合には、
roles_data.yaml
ファイルをコピーして編集し、OVS-DPDK 用のカスタムロールを追加します。 -
適切な
network-environment.yaml
ファイルを更新して、カーネル引数と DPDK 引数のパラメーターを追加します。 -
compute.yaml
ファイルを更新して、DPDK インターフェース用のブリッジを追加します。 -
controller.yaml
ファイルを更新して、DPDK インターフェースパラメーター用の同じブリッジ情報を追加します。 -
overcloud_deploy.sh
スクリプトを実行して、DPDK パラメーターを使用してオーバークラウドをデプロイします。
本ガイドでは、CPU の割り当て、メモリーの確保、NIC の設定の例を紹介します。これらは、トポロジーとユースケースによって異なる場合があります。ハードウェアと設定オプションの詳細は、『 ネットワーク機能仮想化(NFV)の製品ガイド』 および「 2章ハードウェア要件 」を参照してください。
前提条件
- OVS 2.10
- DPDK 17
- サポートされている NIC。NFV 向けにサポートされている NIC の一覧を表示するには、「テスト済み NIC」を参照してください。
OVS-DPDK デプロイメントでは、Red Hat OpenStack Platform は、OVS クライアントモードで稼働します。