6.6. ホストアグリゲートの作成
パフォーマンスを向上させるために、CPU ピニングおよびヒュージページが設定されたゲストをデプロイします。アグリゲートメタデータをフレーバーメタデータに一致させることで、ホストのサブセット上にハイパフォーマンスインスタンスをスケジュールすることができます。
手順
AggregateInstanceExtraSpecsFilter
の値がnova.conf
ファイルのscheduler_default_filters
パラメーターに追加されていることを確認します。この設定は、デプロイの前にロール固有のパラメーターセクションの heat パラメーターNovaSchedulerDefaultFilters
で定義することができます。ComputeOvsDpdkSriovParameters: NovaSchedulerDefaultFilters: ['AggregateInstanceExtraSpecsFilter', 'RetryFilter','AvailabilityZoneFilter','ComputeFilter','ComputeCapabilitiesFilter','ImagePropertiesFilter','ServerGroupAntiAffinityFilter','ServerGroupAffinityFilter','PciPassthroughFilter','NUMATopologyFilter']
注記このパラメーターを既存クラスターの設定に追加するには、パラメーターを heat テンプレートに追加し、元のデプロイメント用スクリプトを再度実行します。
SR-IOV 用のアグリゲートグループを作成し、適切なホストを追加します。定義するフレーバーメタデータに一致するメタデータを定義します (例:
sriov=true
)。# openstack aggregate create sriov_group # openstack aggregate add host sriov_group compute-sriov-0.localdomain # openstack aggregate set --property sriov=true sriov_group
フレーバーを作成します。
# openstack flavor create <flavor> --ram <MB> --disk <GB> --vcpus <#>
追加のフレーバー属性を設定します。定義したメタデータ (
sriov=true
) と SR-IOV アグリゲートで定義したメタデータが一致している点に注意してください。openstack flavor set --property aggregate_instance_extra_specs:sriov=true --property hw:cpu_policy=dedicated --property hw:mem_page_size=1GB <flavor>