7.4.5. インスタンスの追加仕様
NFV 環境でインスタンスをデプロイする前に、CPU ピニング、ヒュージページ、およびエミュレータースレッドピニングを活用するフレーバーを作成します。
- hw:cpu_policy
-
このパラメーターを
dedicated
に設定すると、ゲストはピニングされた CPU を使用します。このパラメーターセットのフレーバーから作成したインスタンスの有効オーバーコミット比は、1 : 1 です。デフォルト値はshared
です。 - hw:mem_page_size
このパラメーターを、特定の値と標準の単位からなる有効な文字列に設定します (例:
4KB
、8MB
、または1GB
)。hugepagesz
ブートパラメーターに一致させるには、1GB を使用します。ブートパラメーターからOvsDpdkSocketMemory
を減算して、仮想マシンが利用可能なヒュージページ数を計算します。以下の値も有効です。- small (デフォルト): 最少のページサイズが使用されます。
- large: 大型のページサイズだけを使用します。x86 アーキテクチャーでは、ページサイズは 2 MB または 1 GB です。
- any: コンピュートドライバーは大型ページの使用を試みることができますが、利用できるページがない場合にはデフォルトの小型ページが使用されます。
- hw:emulator_threads_policy
-
heat パラメーター
NovaComputeCpuSharedSet
で識別した CPU にエミュレータースレッドが固定されるように、このパラメーターの値をshare
に設定します。エミュレータースレッドが Poll Mode Driver (PMD) またはリアルタイム処理用の仮想 CPU 上で実行されている場合には、パケットロスなどの悪影響が生じる場合があります。