第12章 NFV のパフォーマンス


Red Hat OpenStack Platform director は、ゲスト仮想ネットワーク機能 (VNF) 用にラインレートパフォーマンスを実現するために、リソースの分割および微調整を実施するようにコンピュートノードを設定します。NFV のユースケースにおける主要なパフォーマンス要素は、スループット、レイテンシー、およびジッターです。

Data Plane Development Kit (DPDK) で高速化した仮想マシンを使用して、物理 NIC と仮想マシン間で高速なパケット切り替えを有効にすることができます。OVS 2.10 は、DPDK 17 に対応しており、vhost-user のマルチキューをサポートしているので、スケーラブルなパフォーマンスを実現できます。OVS-DPDK は、ゲスト VNF 用のラインレートパフォーマンスを提供します。

Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) ネットワークでは、特定ネットワークや仮想マシンのスループット向上など、強化されたパフォーマンスが提供されます。

パフォーマンスチューニングの他の重要な機能には、ヒュージページ、NUMA 調整、ホストの分離、CPU ピニングなどが挙げられます。VNF フレーバーには、パフォーマンス向上のためにヒュージページとエミュレータースレッドの分離が必要です。ホストの分離や CPU ピニングにより、NFV パフォーマンスが向上され、擬似パケットロスが回避されます。

CPU と NUMA トポロジーの概要は、『ネットワーク機能仮想化(NFV)の製品ガイド』の「 NFV のパフォーマンスの考慮事項 」および『インスタンス &イメージガイド』の「専用の物理 CPU で実行されるエミュレータースレッドの設定 」を参照してください。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.