2.2. NUMA ノードのトポロジーについての理解
デプロイメントを計画する際には、最高のパフォーマンスが得られるように、コンピュートノードの NUMA トポロジーを理解して CPU およびメモリーのリソースを分割する必要があります。NUMA 情報を確認するには、以下のいずれかのタスクを実行します。
- ハードウェアイントロスペクションを有効にして、ベアメタルノードからこの情報を取得する。
- 各ベアメタルノードにログオンして、手動で情報を収集する。
ハードウェアイントロスペクションで NUMA 情報を取得するには、アンダークラウドのインストールと設定が完了している必要があります。アンダークラウド設定についての詳しい情報は、『 director のインストールと使用方法』 を参照してください。
ハードウェアイントロスペクション情報の取得
Bare Metal サービスでは、オーバークラウド設定の追加ハードウェア情報を取得する機能がデフォルトで有効です。undercloud.conf ファイル の inspection_extras パラメーターについての詳しい情報は、『director のインストールと使用方法』の「director の設定」を参照し てください。
たとえば、numa_topology コレクターは、追加ハードウェアイントロスペクションの一部で、各 NUMA ノードに関する以下の情報が含まれます。
- RAM (キロバイト単位)
- 物理 CPU コアおよびそのシブリングスレッド
- NUMA ノードに関連付けられた NIC
上記の情報を取得するには、<UUID> をベアメタルノードの UUID に置き換えて、以下のコマンドを実行します。
openstack baremetal introspection data save <UUID> | jq .numa_topology
# openstack baremetal introspection data save <UUID> | jq .numa_topology
取得されるベアメタルノードの NUMA 情報の例を以下に示します。