13.2. ホストサブステータスの概要
サブステータスは、ホスト機能の一部のみをモニタリングします。
現在、Satellite には Build と Configuration のサブステータスのみがあります。Satellite に追加するプラグインによっては、さらに多くのサブステータスが存在する可能性があります。
build は、マネージドホストと、Satellite が無人モードで実行されている場合のサブステータスです。
configuration は、Satellite が Ansible、Puppet、Salt などの設定管理システムを使用している場合のみのサブステータスです。
ホストのサブステータスを表示するには、Satellite Web UI で Hosts > All Hosts に移動し、完全なステータスを検査するホストをクリックします。各ホストのホバーヘルプでサブステータス情報を表示することもできます。
ホストの詳細ページの Properties テーブルで、グローバルホストステータスとすべてのサブステータスの両方を表示できます。
各サブステータスには、それぞれ 3 つのグローバルステータス値のいずれかにマッピングされた独自の値をセットで定義できます。
Build サブステータスには、pending と built の 2 つの値があり、どちらもグローバルステータスの OK にマッピングされています。
Configuration ステータスの値はそれよりも多く、次のようにグローバルステータスにマッピングされています。
グローバルステータスの OK にマッピングされるサブステータス
- Active
- 前回の実行中に、いくつかのリソースが適用されました。
- Pending
-
前回の実行中に、いくつかのリソースが適用されましたが、設定管理インテグレーションは
noop
モードで実行するように設定されました。 - No changes
- 前回の実行中、何も変更されませんでした。
- No reports
-
このサブステータスは、Warning と OK のいずれかになります。これは、レポートはないが、たとえば関連する設定管理プロキシーなどをホストが使用する場合、または
always_show_configuration_status
設定がtrue
に設定されている場合に発生し、Warning にマッピングされます。
グローバルステータスの Error にマッピングされるサブステータス
- エラー
- これは、設定中にエラーが発生したことを示します。たとえば、実行でパッケージのインストールに失敗した場合などです。
グローバルステータスの Warning にマッピングされるサブステータス
- Out of sync
-
outofsync_interval
に基づき、想定された間隔内に設定レポートを受信しませんでした。レポートは送信元によって識別され、それに基づいて異なる間隔を持つことができます。 - No reports
- ホストが設定管理システムを使用しているが、Satellite がレポートを受信しない場合Warning にマッピングされます。それ以外の場合は、OK にマッピングされます。
検索構文
サブステータスに基づきホストを検索する場合は、Satellite の管理 ガイドの 検索およびブックマーク の章で大まかに説明されている Satellite の検索構文を使用してから、次のステータス関連の例を使用して検索を構築します。
最後に報告された状態に基づいて、ホストの設定サブステータスを検索します。
たとえば、保留中のリソースが少なくとも 1 つあるホストを検索する場合:
status.pending > 0
前回の実行中に一部のサービスを再起動したホストを検索する場合:
status.restarted > 0
最後の実行で何かが起きた可能性があることを示す、様子の異なるホストを検索する場合:
status.interesting = true