12.2. リモート実行のワークフロー
ホストでリモートジョブを実行すると、すべてのホストについて、Satellite は以下のアクションを実行して、使用するリモート実行 Capsule を検出します。
Satellite は、リモート実行機能が有効になっている Capsules のみを検索します。
- Satellite は、Remote execution のチェックボックスが選択されているホストのインターフェイスを検出します。
- Satellite はこれらのインターフェイスのサブネットを検出します。
- Satellite は、これらのサブネットに割り当てられたリモート実行 Capsule を検出します。
- この Capsule のセットから、Satellite は実行中のジョブの数が最も少ない Capsule を選択します。こうすることで、Satellite はリモート実行 Capsule 間でのジョブの負荷を確実に分散させます。
Prefer registered through Capsule for remote execution を有効にした場合、Satellite はホストが登録されている Capsule を使用して REX ジョブを実行します。
デフォルトでは、Prefer registered through Capsule for remote execution は No に設定されています。これを有効にするには、Satellite Web UI で Administer > Settings に移動し、Content タブで、Prefer registered through Capsule for remote execution
を Yes に設定します。これにより、Satellite が登録先の Capsule によってホスト上で REX ジョブを実行することが保証されます。
この段階で Satellite がリモート実行 Capsule を検出できず、任意の Capsule へのフォールバック 設定が有効になっている場合、Satellite は別の Capsule のセットを追加して、そこからリモート実行 Capsule を選択します。Satellite は、ホストに割り当てられている以下のタイプの Capsule の中から最も負荷の少ない Capsule を選択します。
- ホストのサブネットに割り当てられた DHCP Capsule、DNS Capsule、および TFTP Capsule
- ホストのドメインに割り当てられた DNS Capsule
- ホストのレルムに割り当てられた Realm Capsule
- Puppet server Capsule
- Puppet CA Capsule
- OpenSCAP Capsule
この段階で Satellite がリモート実行 Capsule を検出せず、グローバル Capsule の有効化 設定が有効になっている場合、Satellite は、ホストの組織およびロケーションにあるすべての Capsule のセットから最も負荷の少ないリモート実行 Capsule を選択し、リモートジョブを実行します。