8.7. UEFI HTTP ブートプロビジョニングを使用したホストの作成


ホストに UEFI HTTP ブート機能がある場合は、それを使用して Satellite からホストをプロビジョニングできます。HTTP ブートでは、設定ファイルは PXE ブートの場合のように TFTP ではなく HTTP 経由で転送されます。この方法を使用すると、ホストのプロビジョニング中の起動時間を短縮できます。また、Live イメージなどの大きなファイルの転送では、HTTP の信頼性は TFTP よりも高くなります。

この方法では、ホストの詳細を Satellite Server に入力し、ホストを起動する必要があります。Satellite Server は HTTP ブート設定の管理や、ネットワークサービスの整理、およびホストのオペレーティングシステムと設定の提供を自動的に実行します。

ホストの詳細を追加するには、ホストエントリーを作成します。ホストエントリーを保存すると、Satellite によって関連するプロビジョニング設定が作成されます。これには、PXE ブートに必要なディレクトリーとファイルの作成も含まれます。ホストを起動すると、ホストは DHCP リースを要求します。DHCP サービスは、インストールコンテンツの場所が含まれるリースを応答します。ホストは、インストールコンテンツを使用してオペレーティングシステムをインストールします。

インストール中に、ホストはアクティベーションキーを使用して Satellite Server に登録し、Red Hat Satellite Client 6 リポジトリーから必要なホスト管理ツールをインストールし、初期設定を行います。

Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

前提条件

手順

  1. Satellite Web UI で、Hosts > Create Host に移動します。
  2. Name フィールドには、ホストの名前を入力します。
  3. オプション: Organization タブをクリックし、要件に合わせて組織コンテキストを変更します。
  4. オプション: Location タブをクリックし、要件に合わせてロケーションコンテキストを変更します。
  5. Host Group リストから、ホストを割り当てるホストグループを選択します。そのホストグループがフォームに入力されます。
  6. Interfaces タブをクリックし、ホストのインターフェイスで Edit をクリックします。
  7. フィールドに値が投入されていることを確認します。特に以下に注意してください。

    • Satellite は新規ホストの IP アドレスを自動的に割り当てます。
    • MAC address フィールドには、ホストのプロビジョニングインターフェイスの MAC アドレスを入力します。これにより、PXE ブートプロセス中のホストが識別されます。
    • Host タブの NameDNS name になります。
    • Satellite が、ホストの最初のインターフェイスに ManagedPrimary、および Provision オプションを自動選択していることを確認します。選択されていない場合は、それらを選択してください。
  8. OK をクリックして保存します。別のインターフェイスを追加するには、Add Interface をクリックします。プロビジョニング および プライマリー には、インターフェイスは 1 つしか選択できません。

    ネットワークインターフェイスの詳細は、ホストの管理ネットワークインターフェイスの設定 を参照してください。

  9. Operating System タブをクリックして、すべてのフィールドに値が含まれていることを確認します。オペレーティングシステムの各要素を確認してください。
  10. PXE Loader のリストから Grub2 UEFI HTTP を選択します。
  11. オプション: Provisioning templateResolve をクリックし、新規ホストから使用する適切なプロビジョニングテンプレートを特定できることを確認します。

    プロビジョニングテンプレートの詳細は、「プロビジョニングテンプレート」 を参照してください。

  12. Parameters タブで、Add parameter をクリックします。名前が kt_activation_keys のパラメーターを追加し、string タイプを選択して、アクティベーションキーの名前を値として入力します。アクティベーションキーは、ホストと同じ組織に属している必要があります。複数のアクティベーションキーをコンマで区切って入力することもできます。
  13. Submit をクリックしてホストの詳細を保存します。

CLI 手順

  1. Hammer を使用してホストを作成します。

    $ hammer host create \
    --build true \
    --enabled true \
    --hostgroup "My_Host_Group" \
    --location "My_Location" \
    --mac "My_MAC_Address" \
    --managed true \
    --name "My_Host_Name" \
    --organization "My_Organization" \
    --pxe-loader "Grub2 UEFI HTTP"
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. ネットワークインターフェイスを設定します。

    $ hammer host interface update \
    --host "My_Host_Name" \
    --managed true \
    --primary true \
    --provision true
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
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