14.8. インストール後のデプロイメント実行時の IdM クライアントのサーバーとの通信
RHEL Identity Management (IdM) フレームワークのクライアント側は、次の 2 つの異なるアプリケーションで実装されています。
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ipa
コマンドラインインターフェイス (CLI) - (オプション) ブラウザーベースの Web UI
CLI インストール後の操作 に、IdM クライアントのインストール後のデプロイ時に CLI によって実行される操作を示します。Web UI インストール後の操作 に、IdM クライアントのインストール後のデプロイ時に Web UI によって実行される操作を示します。
操作 | 使用プロトコル | 目的 |
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クライアントシステムに設定した DNS リゾルバーに対する DNS 解決 | DNS | IdM サーバーの IP アドレス検出。 |
IdM レプリカ上のポート 88 (TCP/TCP6 および UDP/UDP6) およびポート 464 (TCP/TCP6 および UDP/UDP6) への要求 | Kerberos | Kerberos チケットの取得。Kerberos パスワードの変更。IdM Web UI への認証。 |
検出または設定された IdM サーバー上の IdM Apache ベースの Web サービスへの JSON-RPC 呼び出し | HTTPS |
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操作 | 使用プロトコル | 目的 |
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検出または設定された IdM サーバー上の IdM Apache ベースの Web サービスへの JSON-RPC 呼び出し | HTTPS | IdM Web UI ページの取得。 |
関連情報
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SSSD
デーモンが IdM および Active Directory サーバーで利用可能なサービスと通信する方法の詳細は、SSSD の通信パターン を参照してください。 -
certmonger
デーモンが IdM および Active Directory サーバーで利用可能なサービスと通信する方法の詳細は、certmonger の通信パターン を参照してください。