第15章 キックスタートによる IdM クライアントのインストール
キックスタート登録を使用すると、Red Hat Enterprise Linux のインストール時に、新しいシステムが RHEL Identity Management (IdM) ドメインに自動的に追加されます。
15.1. キックスタートによるクライアントのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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キックスタートファイルを使用して RHEL Identity Management (IdM) クライアントをインストールするには、次の手順を実行します。
前提条件
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キックスタート登録前に
sshd
サービスを起動しない。クライアントを登録する前にsshd
を起動すると、SSH 鍵が自動的に生成されます。一方、「クライアントインストール用のキックスタートファイル」 のキックスタートファイルでは、スクリプトを使用して鍵を生成します。これが推奨される方法です。
手順
IdM サーバーでホストエントリーを事前作成し、エントリーの一時パスワードを設定します。
ipa host-add client.example.com --password=secret
$ ipa host-add client.example.com --password=secret
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow キックスタートがこのパスワードを使用して、クライアントのインストール時に認証し、最初の認証試行後に無効にします。クライアントが正常にインストールされると、キータブを使用して認証が行われます。
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「クライアントインストール用のキックスタートファイル」 に記載されている内容を含むキックスタートファイルを作成します。
network
コマンドを使用して、ネットワークがキックスタートファイルで適切に設定されているようにしてください。 - キックスタートファイルを使用して、IdM クライアントをインストールします。