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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.5.2. ユーザーに対するユーザー定義のプロジェクトをモニターするパーミッションの付与
クラスター管理者は、すべての OpenShift Container Platform のコアプロジェクトおよびユーザー定義プロジェクトをモニターできます。
クラスター管理者は、開発者およびその他のユーザーに、独自のプロジェクトをモニターするパーミッションを付与できます。特権は、以下のモニタリングロールのいずれかを割り当てることで付与されます。
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monitoring-rules-view クラスターロールは、プロジェクトの
PrometheusRuleカスタムリソースへの読み取りアクセスを提供します。 -
monitoring-rules-edit クラスターロールは、プロジェクトの
PrometheusRuleカスタムリソースを作成し、変更し、削除するパーミッションをユーザーに付与します。 -
monitoring-edit クラスターロールは、
monitoring-rules-editクラスターロールと同じ特権を付与します。さらに、ユーザーはサービスまたは Pod の新規の収集 ターゲットを作成できます。このロールを使用すると、ServiceMonitorおよびPodMonitorリソースを作成し、変更し、削除することもできます。
また、ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定するパーミッションをユーザーに付与することもできます。
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openshift-user-workload-monitoringプロジェクトの user-workload-monitoring-config-edit ロールにより、user-workload-monitoring-configConfigMapオブジェクトを編集できます。このロールを使用して、ConfigMapオブジェクトを編集し、ユーザー定義のワークロードモニタリング用に Prometheus、Prometheus Operator、および Thanos Ruler を設定できます。
また、ユーザー定義プロジェクトのアラートルーティングを設定するパーミッションをユーザーに付与することもできます。
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alert-routing-edit クラスターロールは、プロジェクトの
AlertmanagerConfigカスタムリソースを作成、更新、および削除するパーミッションをユーザーに付与します。
このセクションでは、OpenShift Container Platform Web コンソールまたは CLI を使用してこれらのロールを割り当てる方法について説明します。
5.2.1. Web コンソールを使用したユーザーパーミッションの付与 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して、独自のプロジェクトをモニターするパーミッションをユーザーに付与できます。
前提条件
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cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできます。 - ロールを割り当てるユーザーアカウントがすでに存在している。
手順
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OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブで、User Management
Role Bindings Create Binding に移動します。 - Binding Typeで、Namespace Role Binding タイプを選択します。
- Name フィールドに、ロールバインディングの名前を入力します。
Namespace フィールドで、アクセスを付与するユーザー定義プロジェクトを選択します。
重要モニタリングロールは、Namespace フィールドで適用するプロジェクトにバインドされます。この手順を使用してユーザーに付与するパーミッションは、選択されたプロジェクトにのみ適用されます。
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Role Name 一覧で、
monitoring-rules-view、monitoring-rules-edit、またはmonitoring-editを選択します。 - Subject セクションで、User を選択します。
- Subject Name フィールドにユーザーの名前を入力します。
- Create を選択して、ロールバインディングを適用します。
5.2.2. CLI を使用したユーザーパーミッションの付与 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift CLI (oc) を使用して、独自のプロジェクトをモニターするパーミッションをユーザーに付与できます。
前提条件
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cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできます。 - ロールを割り当てるユーザーアカウントがすでに存在している。
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OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。
手順
プロジェクトのユーザーにモニタリングロールを割り当てます。
oc policy add-role-to-user <role> <user> -n <namespace>
$ oc policy add-role-to-user <role> <user> -n <namespace>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<role>をmonitoring-rules-view、monitoring-rules-edit、またはmonitoring-editに置き換えます。
重要選択したすべてのロールは、クラスター管理者が特定のプロジェクトにバインドする必要があります。
たとえば、
<role>をmonitoring-editに、<user>をjohnsmithに、<namespace>をns1に置き換えます。これにより、ユーザーjohnsmithに、メトリクスコレクションをセットアップし、ns1namespace にアラートルールを作成するパーミッションが割り当てられます。