第9章 アラートの管理


OpenShift Container Platform 4.10 では、アラート UI を使用してアラート、サイレンス、およびアラートルールを管理できます。

  • アラートルール。アラートルールには、クラスター内の特定の状態を示す一連の条件が含まれます。アラートは、これらの条件が true の場合にトリガーされます。アラートルールには、アラートのルーティング方法を定義する重大度を割り当てることができます。
  • アラート。アラートは、アラートルールで定義された条件が true の場合に発生します。アラートは、一連の状況が OpenShift Container Platform クラスター内で明確であることを示す通知を提供します。
  • サイレンス。サイレンスをアラートに適用し、アラートの条件が true の場合に通知が送信されることを防ぐことができます。初期通知後はアラートをミュートにして、根本的な問題の解決に取り組むことができます。
注記

アラート UI で利用可能なアラート、サイレンス、およびアラートルールは、アクセス可能なプロジェクトに関連付けられます。たとえば、cluster-admin 権限でログインしている場合は、すべてのアラート、サイレンス、およびアラートルールにアクセスできます。

管理者以外のユーザーは、次のユーザーロールが割り当てられていれば、アラートを作成して無効にできます。

  • Alertmanager へのアクセスを許可する cluster-monitoring-view クラスターロール。
  • monitoring-alertmanager-edit ロール。これにより、Web コンソールの Administrator パースペクティブでアラートを作成して無効にできます。
  • monitoring-rules-edit クラスターロール。これにより、Web コンソールの Developer パースペクティブでアラートを作成して無効にできます。

9.1. Administrator および Developer パースペクティブでのアラート UI へのアクセス

アラート UI は、OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブおよび Developer パースペクティブからアクセスできます。

  • Administrator パースペクティブで、Observe Alerting を選択します。このパースペクティブのアラート UI の主なページには、AlertsSilences、および Alerting Rules という 3 つのページがあります。
  • Developer パースペクティブで、Observe <project_name> Alerts を選択します。このパースペクティブのアラートでは、サイレンスおよびアラートルールはすべて Alerts ページで管理されます。Alerts ページに表示される結果は、選択されたプロジェクトに固有のものです。
注記

Developer パースペクティブでは、Project: 一覧からアクセスできる OpenShift Container Platform のコアプロジェクトおよびユーザー定義プロジェクトを選択できます。ただし、cluster-admin 権限がない場合、OpenShift Container Platform のコアプロジェクトに関連するアラート、サイレンス、およびアラートルールは表示されません。

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