1.4. Logging 5.6.7


このリリースには、OpenShift Logging Bug Fix Release 5.6.7 が含まれています。

1.4.1. バグ修正

  • この更新が行われる前は、LokiStack ゲートウェイはユーザーのアクセス権を適用せずに namespace のラベル値を返していました。今回の更新により、LokiStack ゲートウェイはパーミッションをラベル値のリクエストに適用するようになり、問題は解決しました。(LOG-3728)
  • この更新より前は、メッセージにタイムスタンプが含まれている場合、Fluentd ではログメッセージの time フィールドがデフォルトで structured.time として解析されませんでした。この更新により、出力先でサポートされている場合は、解析されたログメッセージに structured.time フィールドが含まれるようになります。(LOG-4090)
  • この更新より前は、LokiStack ルート設定が原因で、クエリーの実行時間が 30 秒を超えるとタイムアウトが発生していました。今回の更新で、LokiStack global および per-tenant queryTimeout の設定によりルートタイムアウトの設定が影響を受け、問題は解決しました。(LOG-4130)
  • この更新より前は、グローバル制限ではなくテナント制限に対して値が定義されている LokiStack CR により、Loki Operator がクラッシュしていました。今回の更新により、Operator はテナント制限のみが定義された LokiStack CR を処理できるようになり、問題が解決されました。(LOG-4199)
  • この更新より前は、Web ブラウザーに保持されている以前のバージョンのキャッシュされたファイルが原因で、OpenShift Container Platform Web コンソールはアップグレード後にエラーを生成しました。今回の更新により、これらのファイルはキャッシュされなくなり、問題は解決されました。(LOG-4099)
  • この更新が行われる前は、Vector はデフォルトの Loki インスタンスに転送するときに証明書エラーを生成していました。この更新により、Vector を使用してログをエラーなしで Loki に転送できるようになりました。(LOG-4184)
  • この更新が行われる前は、tls.insecureSkipVerify オプションが true に設定されている場合に、Cluster Logging Operator API にはシークレットにより提供される証明書が必要でした。今回の更新により、そのような場合でも Cluster Logging Operator API はシークレットに証明書の提供を求めなくなりました。次の設定が Operator の CR に追加されました。

    tls.verify_certificate = false
    tls.verify_hostname = false

    (LOG-4146)

1.4.2. CVE

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