4.5. virtctl クライアントの有効化


virtctl クライアントは、OpenShift Virtualization リソースを管理するためのコマンドラインユーティリティーです。これは、Linux、macOS、および Windows ディストリビューションで利用できます。

4.5.1. virtctl クライアントのダウンロードおよびインストール

4.5.1.1. virtctl クライアントのダウンロード

ConsoleCLIDownload カスタムリソース (CR) で提供されるリンクを使用して virtctl クライアントをダウンロードします。

手順

  1. 以下のコマンドを実行して ConsoleCLIDownload オブジェクトを表示します。

    $ oc get ConsoleCLIDownload virtctl-clidownloads-kubevirt-hyperconverged -o yaml
  2. お使いのディストリビューションに一覧表示されているリンクを使用して virtctl クライアントをダウンロードします。

4.5.1.2. virtctl クライアントのインストール

オペレーティングシステムに適した場所からダウンロードした後に、virtctl クライアントを展開し、インストールします。

前提条件

  • virtctl クライアントをダウンロードしている。

手順

  • Linux の場合

    1. tarball を展開します。以下の CLI コマンドは、tarball と同じディレクトリーに展開します。

      $ tar -xvf <virtctl-version-distribution.arch>.tar.gz
    2. 展開したフォルダー階層に移動し、以下のコマンドを実行して virtctl バイナリーを実行可能にします。

      $ chmod +x <virtctl-file-name>
    3. virtctl バイナリーを PATH 環境変数 にあるディレクトリーに移動します。
    4. パスを確認するには、以下のコマンドを実行します。

      $ echo $PATH
  • Windows ユーザーの場合:

    1. アーカイブを展開し、解凍します。
    2. 展開したフォルダー階層に移動し、virtctl 実行可能ファイルをダブルクリックしてクライアントをインストールします。
    3. virtctl バイナリーを PATH 環境変数 にあるディレクトリーに移動します。
    4. パスを確認するには、以下のコマンドを実行します。

      C:\> path
  • macOS ユーザーの場合:

    1. アーカイブを展開し、解凍します。
    2. virtctl バイナリーを PATH 環境変数 にあるディレクトリーに移動します。
    3. パスを確認するには、以下のコマンドを実行します。

      echo $PATH

4.5.2. その他の設定オプション

4.5.2.1. yum ユーティリティーを使用した virtctl クライアントのインストール

kubevirt-virtctl パッケージから virtctl クライアントをインストールします。

手順

  • kubevirt-virtctl パッケージをインストールします。

    # yum install kubevirt-virtctl

4.5.2.2. OpenShift Virtualization リポジトリーの有効化

Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux 8 および Red Hat Enterprise Linux 7 向けの OpenShift Virtualization リポジトリーを提供します。

  • Red Hat Enterprise Linux 8 リポジトリー: cnv-4.10-for-rhel-8-x86_64-rpms
  • Red Hat Enterprise Linux 7 リポジトリー: rhel-7-server-cnv-4.10-rpms

subscription-manager でリポジトリーを有効にするプロセスはどちらのプラットフォームでも同様です。

手順

  • 以下のコマンドを実行して、お使いのシステムに適した OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable <repository>

4.5.3. 関連情報

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