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6.7. テイントおよび容認 (Toleration)

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テイントおよび容認について理解し、これらを使用します。

6.7.1. テイントおよび容認 (Toleration) について

テイント により、ノードは Pod に一致する 容認 がない場合に Pod のスケジュールを拒否することができます。

テイントは Node 仕様 (NodeSpec) でノードに適用され、容認は Pod 仕様 (PodSpec) で Pod に適用されます。テイントをノードに適用する場合、スケジューラーは Pod がテイントを容認しない限り、Pod をそのノードに配置することができません。

ノード仕様のテイントの例

apiVersion: v1
kind: Node
metadata:
  name: my-node
#...
spec:
  taints:
  - effect: NoExecute
    key: key1
    value: value1
#...

Pod 仕様での容認の例

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: my-pod
#...
spec:
  tolerations:
  - key: "key1"
    operator: "Equal"
    value: "value1"
    effect: "NoExecute"
    tolerationSeconds: 3600
#...

テイントおよび容認は、key、value、および effect で設定されています。

表6.1 テイントおよび容認コンポーネント
パラメーター説明

key

key には、253 文字までの文字列を使用できます。キーは文字または数字で開始する必要があり、文字、数字、ハイフン、ドットおよびアンダースコアを含めることができます。

value

value には、63 文字までの文字列を使用できます。値は文字または数字で開始する必要があり、文字、数字、ハイフン、ドットおよびアンダースコアを含めることができます。

effect

effect は以下のいずれかにすることができます。

表6.1 テイントおよび容認コンポーネント

NoSchedule [1]

  • テイントに一致しない新規 Pod はノードにスケジュールされません。
  • ノードの既存 Pod はそのままになります。

PreferNoSchedule

  • テイントに一致しない新規 Pod はノードにスケジュールされる可能性がありますが、スケジューラーはスケジュールしないようにします。
  • ノードの既存 Pod はそのままになります。

NoExecute

  • テイントに一致しない新規 Pod はノードにスケジュールできません。
  • 一致する容認を持たないノードの既存 Pod は削除されます。

operator

表6.1 テイントおよび容認コンポーネント

Equal

key/value/effect パラメーターは一致する必要があります。これはデフォルトになります。

Exists

key/effect パラメーターは一致する必要があります。いずれかに一致する value パラメーターを空のままにする必要があります。

  1. NoSchedule テイントをコントロールプレーンノードに追加する場合、ノードには、デフォルトで追加される node-role.kubernetes.io/master=:NoSchedule テイントが必要です。

    以下に例を示します。

    apiVersion: v1
    kind: Node
    metadata:
      annotations:
        machine.openshift.io/machine: openshift-machine-api/ci-ln-62s7gtb-f76d1-v8jxv-master-0
        machineconfiguration.openshift.io/currentConfig: rendered-master-cdc1ab7da414629332cc4c3926e6e59c
      name: my-node
    #...
    spec:
      taints:
      - effect: NoSchedule
        key: node-role.kubernetes.io/master
    #...

容認はテイントと一致します。

  • operator パラメーターが Equal に設定されている場合:

    • key パラメーターは同じになります。
    • value パラメーターは同じになります。
    • effect パラメーターは同じになります。
  • operator パラメーターが Exists に設定されている場合:

    • key パラメーターは同じになります。
    • effect パラメーターは同じになります。

以下のテイントは OpenShift Container Platform に組み込まれています。

  • node.kubernetes.io/not-ready: ノードは準備状態にありません。これはノード条件 Ready=False に対応します。
  • node.kubernetes.io/unreachable: ノードはノードコントローラーから到達不能です。これはノード条件 Ready=Unknown に対応します。
  • node.kubernetes.io/memory-pressure: ノードにはメモリー不足の問題が発生しています。これはノード条件 MemoryPressure=True に対応します。
  • node.kubernetes.io/disk-pressure: ノードにはディスク不足の問題が発生しています。これはノード条件 DiskPressure=True に対応します。
  • node.kubernetes.io/network-unavailable: ノードのネットワークは使用できません。
  • node.kubernetes.io/unschedulable: ノードはスケジュールが行えません。
  • node.cloudprovider.kubernetes.io/uninitialized: ノードコントローラーが外部のクラウドプロバイダーを使用して起動すると、このテイントはノード上に設定され、使用不可能とマークされます。cloud-controller-manager のコントローラーがこのノードを初期化した後に、kubelet がこのテイントを削除します。
  • node.kubernetes.io/pid-pressure: ノードが pid 不足の状態です。これはノード条件 PIDPressure=True に対応します。

    重要

    OpenShift Container Platform では、デフォルトの pid.available evictionHard は設定されません。

6.7.1.1. Pod のエビクションを遅延させる容認期間 (秒数) の使用方法

Pod 仕様または MachineSettolerationSeconds パラメーターを指定して、Pod がエビクションされる前にノードにバインドされる期間を指定できます。effect が NoExecute のテイントがノードに追加される場合、テイントを容認する Pod に tolerationSeconds パラメーターがある場合、Pod は期限切れになるまでエビクトされません。

出力例

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: my-pod
#...
spec:
  tolerations:
  - key: "key1"
    operator: "Equal"
    value: "value1"
    effect: "NoExecute"
    tolerationSeconds: 3600
#...

ここで、この Pod が実行中であるものの、一致する容認がない場合、Pod は 3,600 秒間バインドされたままとなり、その後にエビクトされます。テイントが期限前に削除される場合、Pod はエビクトされません。

6.7.1.2. 複数のテイントの使用方法

複数のテイントを同じノードに、複数の容認を同じ Pod に配置することができます。OpenShift Container Platform は複数のテイントと容認を以下のように処理します。

  1. Pod に一致する容認のあるテイントを処理します。
  2. 残りの一致しないテイントは Pod について以下の effect を持ちます。

    • effect が NoSchedule の一致しないテイントが 1 つ以上ある場合、OpenShift Container Platform は Pod をノードにスケジュールできません。
    • effect が NoSchedule の一致しないテイントがなく、effect が PreferNoSchedule の一致しない テイントが 1 つ以上ある場合、OpenShift Container Platform は Pod のノードへのスケジュールを試行しません。
    • effect が NoExecute のテイントが 1 つ以上ある場合、OpenShift Container Platform は Pod をノードからエビクトするか (ノードですでに実行中の場合)、または Pod のそのノードへのスケジュールが実行されません (ノードでまだ実行されていない場合)。

      • テイントを容認しない Pod はすぐにエビクトされます。
      • Pod の仕様に tolerationSeconds を指定せずにテイントを容認する Pod は永久にバインドされたままになります。
      • 指定された tolerationSeconds を持つテイントを容認する Pod は指定された期間バインドされます。

以下に例を示します。

  • 以下のテイントをノードに追加します。

    $ oc adm taint nodes node1 key1=value1:NoSchedule
    $ oc adm taint nodes node1 key1=value1:NoExecute
    $ oc adm taint nodes node1 key2=value2:NoSchedule
  • Pod には以下の容認があります。

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
      - key: "key1"
        operator: "Equal"
        value: "value1"
        effect: "NoSchedule"
      - key: "key1"
        operator: "Equal"
        value: "value1"
        effect: "NoExecute"
    #...

この場合、3 つ目のテイントに一致する容認がないため、Pod はノードにスケジュールできません。Pod はこのテイントの追加時にノードですでに実行されている場合は実行が継続されます。3 つ目のテイントは 3 つのテイントの中で Pod で容認されない唯一のテイントであるためです。

6.7.1.3. Pod のスケジューリングとノードの状態 (Taint Nodes By Condition) について

Taint Nodes By Condition (状態別のノードへのテイント) 機能はデフォルトで有効にされており、これはメモリー不足やディスク不足などの状態を報告するノードを自動的にテイントします。ノードが状態を報告すると、その状態が解消するまでテイントが追加されます。テイントに NoSchedule の effect がある場合、ノードが一致する容認を持つまでそのノードに Pod をスケジュールすることはできません。

スケジューラーは、Pod をスケジュールする前に、ノードでこれらのテイントの有無をチェックします。テイントがある場合、Pod は別のノードにスケジュールされます。スケジューラーは実際のノードの状態ではなくテイントをチェックするので、適切な Pod 容認を追加して、スケジューラーがこのようなノードの状態を無視するように設定します。

デーモンセットコントローラーは、以下の容認をすべてのデーモンに自動的に追加し、下位互換性を確保します。

  • node.kubernetes.io/memory-pressure
  • node.kubernetes.io/disk-pressure
  • node.kubernetes.io/unschedulable (1.10 以降)
  • node.kubernetes.io/network-unavailable (ホストネットワークのみ)

デーモンセットには任意の容認を追加することも可能です。

注記

コントロールプレーンは、QoS クラスを持つ Pod に node.kubernetes.io/memory-pressure 容認も追加します。これは、Kubernetes が Guaranteed または Burstable QoS クラスで Pod を管理するためです。新しい BestEffort Pod は、影響を受けるノードにスケジュールされません。

6.7.1.4. Pod の状態別エビクションについて (Taint-Based Eviction)

Taint-Based Eviction 機能はデフォルトで有効にされており、これは not-ready および unreachable などの特定の状態にあるノードから Pod をエビクトします。ノードがこうした状態のいずれかになると、OpenShift Container Platform はテイントをノードに自動的に追加して、Pod のエビクトおよび別のノードでの再スケジュールを開始します。

Taint Based Eviction には NoExecute の effect があり、そのテイントを容認しない Pod はすぐにエビクトされ、これを容認する Pod はエビクトされません (Pod が tolerationSeconds パラメーターを使用しない場合に限ります)。

tolerationSeconds パラメーターを使用すると、ノード状態が設定されたノードに Pod がどの程度の期間バインドされるかを指定することができます。tolerationSeconds の期間後もこの状態が続くと、テイントはノードに残り続け、一致する容認を持つ Pod はエビクトされます。tolerationSeconds の期間前にこの状態が解消される場合、一致する容認を持つ Pod は削除されません。

値なしで tolerationSeconds パラメーターを使用する場合、Pod は not ready(準備未完了) および unreachable(到達不能) のノードの状態が原因となりエビクトされることはありません。

注記

OpenShift Container Platform は、レートが制限された方法で Pod をエビクトし、マスターがノードからパーティション化される場合などのシナリオで発生する大規模な Pod エビクションを防ぎます。

デフォルトでは、特定のゾーン内のノードの 55% 以上が 異常である場合、ノードライフサイクルコントローラーはそのゾーンの状態を PartialDisruption に変更し、Pod の削除率が低下します。この状態の小さなクラスター (デフォルトでは 50 ノード以下) の場合、このゾーンのノードは汚染されず、排除が停止されます。

詳細については、Kubernetes ドキュメントの Rate limits on eviction を参照してください。

OpenShift Container Platform は、node.kubernetes.io/not-ready および node.kubernetes.io/unreachable の容認を、Pod 設定がいずれかの容認を指定しない限り、自動的に tolerationSeconds=300 に追加します。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: my-pod
#...
spec:
  tolerations:
  - key: node.kubernetes.io/not-ready
    operator: Exists
    effect: NoExecute
    tolerationSeconds: 300 1
  - key: node.kubernetes.io/unreachable
    operator: Exists
    effect: NoExecute
    tolerationSeconds: 300
#...
1
これらの容認は、ノード状態の問題のいずれかが検出された後、デフォルトの Pod 動作のバインドを 5 分間維持できるようにします。

これらの容認は必要に応じて設定できます。たとえば、アプリケーションに多数のローカル状態がある場合、ネットワークのパーティション化などに伴い、Pod をより長い時間ノードにバインドさせる必要があるかもしれません。 これにより、パーティションを回復させることができ、Pod のエビクションを回避できます。

デーモンセットによって起動する Pod は、tolerationSeconds が指定されない以下のテイントの NoExecute 容認を使用して作成されます。

  • node.kubernetes.io/unreachable
  • node.kubernetes.io/not-ready

その結果、デーモンセット Pod は、これらのノードの状態が原因でエビクトされることはありません。

6.7.1.5. すべてのテイントの許容

ノードは、operator: "Exists" 容認を key および value パラメーターなしで追加することですべてのテイントを容認するように Pod を設定できます。この容認のある Pod はテイントを持つノードから削除されません。

すべてのテイントを容認するための Pod 仕様

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: my-pod
#...
spec:
  tolerations:
  - operator: "Exists"
#...

6.7.2. テイントおよび容認 (Toleration) の追加

容認を Pod に、テイントをノードに追加することで、ノードはノード上でスケジュールする必要のある (またはスケジュールすべきでない) Pod を制御できます。既存の Pod およびノードの場合、最初に容認を Pod に追加してからテイントをノードに追加して、容認を追加する前に Pod がノードから削除されないようにする必要があります。

手順

  1. Pod 仕様を tolerations スタンザを含めるように編集して、容認を Pod に追加します。

    Equal 演算子を含む Pod 設定ファイルのサンプル

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
      - key: "key1" 1
        value: "value1"
        operator: "Equal"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600 2
    #...

    1
    テイントおよび容認コンポーネント の表で説明されている toleration パラメーターです。
    2
    tolerationSeconds パラメーターは、エビクトする前に Pod をどの程度の期間ノードにバインドさせるかを指定します。

    以下に例を示します。

    Exists 演算子を含む Pod 設定ファイルのサンプル

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
       tolerations:
        - key: "key1"
          operator: "Exists" 1
          effect: "NoExecute"
          tolerationSeconds: 3600
    #...

    1
    Exists Operator は value を取りません。

    この例では、テイントを、キー key1、値 value1、およびテイント effect NoExecute を持つ node1 にテイントを配置します。

  2. テイントおよび容認コンポーネント の表で説明されているパラメーターと共に以下のコマンドを使用してテイントをノードに追加します。

    $ oc adm taint nodes <node_name> <key>=<value>:<effect>

    以下に例を示します。

    $ oc adm taint nodes node1 key1=value1:NoExecute

    このコマンドは、キー key1、値 value1、および effect NoExecute を持つテイントを node1 に配置します。

    注記

    NoSchedule テイントをコントロールプレーンノードに追加する場合、ノードには、デフォルトで追加される node-role.kubernetes.io/master=:NoSchedule テイントが必要です。

    以下に例を示します。

    apiVersion: v1
    kind: Node
    metadata:
      annotations:
        machine.openshift.io/machine: openshift-machine-api/ci-ln-62s7gtb-f76d1-v8jxv-master-0
        machineconfiguration.openshift.io/currentConfig: rendered-master-cdc1ab7da414629332cc4c3926e6e59c
      name: my-node
    #...
    spec:
      taints:
      - effect: NoSchedule
        key: node-role.kubernetes.io/master
    #...

    Pod の容認はノードのテイントに一致します。いずれかの容認のある Pod は node1 にスケジュールできます。

6.7.3. マシンセットを使用したテイントおよび容認の追加

マシンセットを使用してテイントをノードに追加できます。MachineSet オブジェクトに関連付けられるすべてのノードがテイントで更新されます。容認は、ノードに直接追加されたテイントと同様に、マシンセットによって追加されるテイントに応答します。

手順

  1. Pod 仕様を tolerations スタンザを含めるように編集して、容認を Pod に追加します。

    Equal 演算子を含む Pod 設定ファイルのサンプル

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
      - key: "key1" 1
        value: "value1"
        operator: "Equal"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600 2
    #...

    1
    テイントおよび容認コンポーネント の表で説明されている toleration パラメーターです。
    2
    tolerationSeconds パラメーターは、エビクトする前に Pod をどの程度の期間ノードにバインドさせるかを指定します。

    以下に例を示します。

    Exists 演算子を含む Pod 設定ファイルのサンプル

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
      - key: "key1"
        operator: "Exists"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600
    #...

  2. テイントを MachineSet オブジェクトに追加します。

    1. テイントを付けるノードの MachineSet YAML を編集するか、新規 MachineSet オブジェクトを作成できます。

      $ oc edit machineset <machineset>
    2. テイントを spec.template.spec セクションに追加します。

      マシンセット仕様のテイントの例

      apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1
      kind: MachineSet
      metadata:
        name: my-machineset
      #...
      spec:
      #...
        template:
      #...
          spec:
            taints:
            - effect: NoExecute
              key: key1
              value: value1
      #...

      この例では、キー key1、値 value1、およびテイント effect NoExecute を持つテイントをノードに配置します。

    3. マシンセットを 0 にスケールダウンします。

      $ oc scale --replicas=0 machineset <machineset> -n openshift-machine-api
      ヒント

      または、以下の YAML を適用してマシンセットをスケーリングすることもできます。

      apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1
      kind: MachineSet
      metadata:
        name: <machineset>
        namespace: openshift-machine-api
      spec:
        replicas: 0

      マシンが削除されるまで待機します。

    4. マシンセットを随時スケールアップします。

      $ oc scale --replicas=2 machineset <machineset> -n openshift-machine-api

      または、以下を実行します。

      $ oc edit machineset <machineset> -n openshift-machine-api

      マシンが起動するまで待ちます。テイントは MachineSet オブジェクトに関連付けられたノードに追加されます。

6.7.4. テイントおよび容認 (Toleration) 使用してユーザーをノードにバインドする

ノードのセットを特定のユーザーセットによる排他的な使用のために割り当てる必要がある場合、容認をそれらの Pod に追加します。次に、対応するテイントをそれらのノードに追加します。容認が設定された Pod は、テイントが付けられたノードまたはクラスター内の他のノードを使用できます。

Pod がテイントが付けられたノードのみにスケジュールされるようにするには、ラベルを同じノードセットに追加し、ノードのアフィニティーを Pod に追加し、Pod がそのラベルの付いたノードのみにスケジュールできるようにします。

手順

ノードをユーザーの使用可能な唯一のノードとして設定するには、以下を実行します。

  1. 対応するテイントをそれらのノードに追加します。

    以下に例を示します。

    $ oc adm taint nodes node1 dedicated=groupName:NoSchedule
    ヒント

    または、以下の YAML を適用してテイントを追加できます。

    kind: Node
    apiVersion: v1
    metadata:
      name: my-node
    #...
    spec:
      taints:
        - key: dedicated
          value: groupName
          effect: NoSchedule
    #...
  2. カスタム受付コントローラーを作成して容認を Pod に追加します。

6.7.5. テイントおよび容認 (Toleration) を使用して特殊ハードウェアを持つノードを制御する

ノードの小規模なサブセットが特殊ハードウェアを持つクラスターでは、テイントおよび容認 (Toleration) を使用して、特殊ハードウェアを必要としない Pod をそれらのノードから切り離し、特殊ハードウェアを必要とする Pod をそのままにすることができます。また、特殊ハードウェアを必要とする Pod に対して特定のノードを使用することを要求することもできます。

これは、特殊ハードウェアを必要とする Pod に容認を追加し、特殊ハードウェアを持つノードにテイントを付けることで実行できます。

手順

特殊ハードウェアを持つノードが特定の Pod 用に予約されるようにするには、以下を実行します。

  1. 容認を特別なハードウェアを必要とする Pod に追加します。

    以下に例を示します。

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
        - key: "disktype"
          value: "ssd"
          operator: "Equal"
          effect: "NoSchedule"
          tolerationSeconds: 3600
    #...
  2. 以下のコマンドのいずれかを使用して、特殊ハードウェアを持つノードにテイントを設定します。

    $ oc adm taint nodes <node-name> disktype=ssd:NoSchedule

    または、以下を実行します。

    $ oc adm taint nodes <node-name> disktype=ssd:PreferNoSchedule
    ヒント

    または、以下の YAML を適用してテイントを追加できます。

    kind: Node
    apiVersion: v1
    metadata:
      name: my_node
    #...
    spec:
      taints:
        - key: disktype
          value: ssd
          effect: PreferNoSchedule
    #...

6.7.6. テイントおよび容認 (Toleration) の削除

必要に応じてノードからテイントを、Pod から容認をそれぞれ削除できます。最初に容認を Pod に追加してからテイントをノードに追加して、容認を追加する前に Pod がノードから削除されないようにする必要があります。

手順

テイントおよび容認 (Toleration) を削除するには、以下を実行します。

  1. ノードからテイントを削除するには、以下を実行します。

    $ oc adm taint nodes <node-name> <key>-

    以下に例を示します。

    $ oc adm taint nodes ip-10-0-132-248.ec2.internal key1-

    出力例

    node/ip-10-0-132-248.ec2.internal untainted

  2. Pod から容認を削除するには、容認を削除するための Pod 仕様を編集します。

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: my-pod
    #...
    spec:
      tolerations:
      - key: "key2"
        operator: "Exists"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600
    #...
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