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3.4. HostFirmwareSettings リソースについて

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HostFirmwareSettings リソースを使用して、ホストの BIOS 設定を取得および管理できます。ホストが Available 状態に移行すると、Ironic はホストの BIOS 設定を読み取り、HostFirmwareSettings リソースを作成します。リソースには、ベースボード管理コントローラー (BMC) から返される完全な BIOS 設定が含まれます。BareMetalHost リソースのfirmwareフィールドは、ベンダーに依存しない 3 つのフィールドを返しますが、HostFirmwareSettings リソースは、通常ホストごとにベンダー固有のフィールドの多数の BIOS 設定で設定されます。

HostFirmwareSettings リソースには、以下の 2 つのセクションが含まれます。

  1. HostFirmwareSettings spec
  2. HostFirmwareSettings status

3.4.1. HostFirmwareSettings spec

HostFirmwareSettings リソースの spec セクションは、ホストの BIOS の必要な状態を定義し、デフォルトでは空です。Ironic は spec.settings セクションの設定を使用して、ホストが Preparing 状態の場合、ベースボード管理コントローラー (BMC) を更新します。FirmwareSchema リソースを使用して、無効な名前と値のペアをホストに送信しないようにします。詳細は、FirmwareSchema リソースについてを参照してください。

spec:
  settings:
    ProcTurboMode: Disabled1

1
前述の例では、spec.settings セクションには、ProcTurboMode BIOS 設定を Disabled に設定する名前/値のペアが含まれます。
注記

status セクションに一覧表示される整数パラメーターは文字列として表示されます。たとえば、"1" と表示されます。spec.settings セクションで整数を設定する場合、値は引用符なしの整数として設定する必要があります。たとえば、1 と設定します。

3.4.2. HostFirmwareSettings status

status は、ホストの BIOS の現在の状態を表します。

表3.3 HostFirmwareSettings
パラメーター説明
status:
  conditions:
  - lastTransitionTime:
    message:
    observedGeneration:
    reason:
    status:
    type:

conditions フィールドには、状態変更の一覧が含まれます。サブフィールドには以下が含まれます。

  • lastTransitionTime: 状態が最後に変更した時刻。
  • message: 状態変更の説明。
  • observedGeneration: status の現在の生成。metadata.generation とこのフィールドが同じでない場合には、status.conditions が古い可能性があります。
  • reason: 状態変更の理由。
  • status: 状態の変更のステータス。ステータスは TrueFalse、または Unknown です。
  • type: 状態変更のタイプ。タイプは Valid および ChangeDetected です。
status:
  schema:
    name:
    namespace:
    lastUpdated:

ファームウェア設定の FirmwareSchema。フィールドには以下が含まれます。

  • name: スキーマを参照する名前または一意の識別子。
  • namespace: スキーマが保存される namespace。
  • lastUpdated: リソースが最後に更新された時刻。
status:
  settings:

settings フィールドには、ホストの現在の BIOS 設定の名前と値のペアのリストが含まれます。

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