8.2. Lokistack のデプロイ


OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して LokiStack をデプロイできます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift Operator 5.5 以降のロギングサブシステム
  • 対応ログストア (AWS S3、Google Cloud Storage、Azure、Swift、Minio、OpenShift Data Foundation)

手順

  1. Loki Operator Operator をインストールします。

    1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators OperatorHub をクリックします。
    2. 使用可能な Operator のリストから Loki Operator を選択し、Install をクリックします。
    3. Installation Mode で、All namespaces on the cluster を選択します。
    4. Installed Namespace で、openshift-operators-redhat を選択します。

      openshift-operators-redhat namespace を指定する必要があります。openshift-operators namespace には信頼されていないコミュニティー Operator が含まれる可能性があり、OpenShift Container Platform メトリックと同じ名前でメトリックを公開する可能性があるため、これによって競合が生じる可能性があります。

    5. Enable operator recommended cluster monitoring on this namespace を選択します。

      このオプションは、namespace オブジェクトに openshift.io/cluster-monitoring: "true" ラベルを設定します。クラスターモニタリングが openshift-operators-redhat namespace を収集できるように、このオプションを選択する必要があります。

    6. Approval Strategy を選択します。

      • Automatic ストラテジーにより、Operator Lifecycle Manager (OLM) は新規バージョンが利用可能になると Operator を自動的に更新できます。
      • Manual ストラテジーには、Operator の更新を承認するための適切な認証情報を持つユーザーが必要です。
    7. Install をクリックします。
    8. Loki Operator がインストールされていることを確認します。OperatorsInstalled Operators ページにアクセスして、Loki Operator を探します。
    9. Loki Operator がすべてのプロジェクトで SucceededStatus でリストされていることを確認します。
  2. access_key_id フィールドと access_key_secret フィールドを使用して AWS 認証情報と bucketnamesendpoint、および region を指定し、オブジェクトストレージの場所を定義する Secret YAML ファイルを作成します。以下に例を示します。

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: logging-loki-s3
      namespace: openshift-logging
    stringData:
      access_key_id: AKIAIOSFODNN7EXAMPLE
      access_key_secret: wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY
      bucketnames: s3-bucket-name
      endpoint: https://s3.eu-central-1.amazonaws.com
      region: eu-central-1
  3. LokiStack カスタムリソース (CR) を作成します。

    apiVersion: loki.grafana.com/v1
    kind: LokiStack
    metadata:
      name: logging-loki
      namespace: openshift-logging
    spec:
      size: 1x.small
      storage:
        schemas:
        - version: v12
          effectiveDate: "2022-06-01"
        secret:
          name: logging-loki-s3
          type: s3
      storageClassName: gp2
      tenants:
        mode: openshift-logging
  4. LokiStack CR を適用します。

    $ oc apply -f logging-loki.yaml
  5. ClusterLogging カスタムリソース (CR) を作成します。

    apiVersion: logging.openshift.io/v1
    kind: ClusterLogging
    metadata:
      name: instance
      namespace: openshift-logging
    spec:
      managementState: Managed
      logStore:
        type: lokistack
        lokistack:
          name: logging-loki
      collection:
        type: vector
  6. ClusterLogging CR を適用します。

    $ oc apply -f cr-lokistack.yaml
  7. RedHat OpenShift ログコンソールプラグインを有効にします。

    1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators Installed Operators をクリックします。
    2. RedHat OpenShift Logging Operator を選択します。
    3. コンソールプラグインで 無効 をクリックします。
    4. 有効保存 の順に選択します。この変更により、openshift-console Pod が再起動されます。
    5. Pod の再起動後、Web コンソールの更新が利用可能であるという通知を受け取り、更新するよう求められます。
    6. Web コンソールを更新したら、左側のメインメニューから 監視 をクリックします。Logs の新しいオプションが利用可能です。
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