1.26. Logging 5.5
Logging 5.5 では、次のアドバイザリーを利用できます (リリース 5.5)。
1.26.1. 拡張機能
- 今回の更新では、構造化ログを同じ Pod 内の異なるコンテナーからさまざまなインデックスに転送できるようになりました。この機能を使用するには、複数コンテナーのサポートを使用してパイプラインを設定し、Pod にアノテーションを付ける必要があります。(LOG-1296)
重要
ログの JSON 形式は、アプリケーションによって異なります。作成するインデックスが多すぎるとパフォーマンスに影響するため、この機能の使用は、互換性のない JSON 形式のログのインデックスの作成に限定してください。クエリーを使用して、さまざまな namespace または互換性のある JSON 形式のアプリケーションからログを分離します。
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今回の更新では、Kubernetes 共通ラベルである
app.kubernetes.io/component
、app.kubernetes.io/managed-by
、app.kubernetes.io/part-of
、およびapp.kubernetes.io/version
を使用して、Elasticsearch 出力でログをフィルタリングできます。Elasticsearch 以外の出力タイプでは、kubernetes.labels
に含まれるすべてのラベルを使用できます。(LOG-2388) - 今回の更新では、AWS Security Token Service (STS) が有効になっているクラスターは、STS 認証を使用してログを Amazon CloudWatch に転送できます。(LOG-1976)
- 今回の更新では、'Loki Operator' Operator および Vector コレクターがテクニカルプレビュー機能から一般提供機能 (GA) に移行します。以前のリリースとの完全な機能パリティーに関しては作業中で、一部の API はテクニカルプレビュー機能のままです。詳細は、LokiStack を使用したロギング セクションを参照してください。
1.26.2. バグ修正
- この更新の前は、ログを Amazon CloudWatch に転送するように設定されたクラスターが、拒否されたログファイルを一時ストレージに書き込んでいたため、時間の経過とともにクラスターが不安定になりました。今回の更新により、すべてのストレージオプションの一括バックアップが無効になり、問題が解決されました。(LOG-2746)
- 今回の更新以前に、Operator は、非推奨で OpenShift Container Platform の今後のバージョンで削除予定の API のバージョンを一部使用していました。今回の更新により、依存関係がサポート対象の API バージョンに移動されます。(LOG-2656)
今回の更新以前に、Operator は、非推奨で OpenShift Container Platform の今後のバージョンで削除予定の API のバージョンを一部使用していました。今回の更新により、依存関係がサポート対象の API バージョンに移動されます。(LOG-2656)
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今回の更新以前は、複数行エラー検出用に設定された複数の
ClusterLogForwarder
パイプラインにより、コレクターがcrashloopbackoff
エラー状態になりました。今回の更新により、複数の設定セクションに同じ一意の ID が使用される問題が修正されます。(LOG-2241) - この更新の前は、コレクターは UTF-8 以外の記号を Elasticsearch ストレージログに保存できませんでした。今回の更新で、コレクターは UTF-8 以外の記号をエンコードし、問題を解決しました。(LOG-2203)
- 今回の更新以前は、ラテン文字以外の文字が Kibana で正しく表示されませんでした。今回の更新により、Kibana はすべての有効な UTF-8 シンボルを正しく表示します。(LOG-2784)