検索

18.11. ConfigMap からの egress ルーター Pod 宛先一覧の設定

download PDF

クラスター管理者は、egress ルーター Pod の宛先マッピングを指定する ConfigMap オブジェクトを定義できます。設定の特定の形式は、egress ルーター Pod のタイプによって異なります。形式についての詳細は、特定の egress ルーター Pod のドキュメントを参照してください。

18.11.1. ConfigMap を使用した egress ルーター宛先マッピングの設定

宛先マッピングのセットのサイズが大きいか、これが頻繁に変更される場合、ConfigMap を使用して一覧を外部で維持できます。この方法の利点は、ConfigMap を編集するパーミッションを cluster-admin 権限を持たないユーザーに委任できることです。egress ルーター Pod には特権付きコンテナーを必要とするため、cluster-admin 権限を持たないユーザーは Pod 定義を直接編集することはできません。

注記

egress ルーター Pod は、ConfigMap が変更されても自動的に更新されません。更新を取得するには、egress ルーター Pod を再起動する必要があります。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインしている。

手順

  1. 以下の例のように、egress ルーター Pod のマッピングデータが含まれるファイルを作成します。

    # Egress routes for Project "Test", version 3
    
    80   tcp 203.0.113.25
    
    8080 tcp 203.0.113.26 80
    8443 tcp 203.0.113.26 443
    
    # Fallback
    203.0.113.27

    空の行とコメントをこのファイルに追加できます。

  2. このファイルから ConfigMap オブジェクトを作成します。

    $ oc delete configmap egress-routes --ignore-not-found
    $ oc create configmap egress-routes \
      --from-file=destination=my-egress-destination.txt

    直前のコマンドで、egress-routes 値は、作成する ConfigMap オブジェクトの名前で、my-egress-destination.txt はデータの読み取り元のファイルの名前です。

    ヒント

    または、以下の YAML を適用して ConfigMap を作成できます。

    apiVersion: v1
    kind: ConfigMap
    metadata:
      name: egress-routes
    data:
      destination: |
        # Egress routes for Project "Test", version 3
    
        80   tcp 203.0.113.25
    
        8080 tcp 203.0.113.26 80
        8443 tcp 203.0.113.26 443
    
        # Fallback
        203.0.113.27
  3. 6egress ルーター Pod 定義を作成し、environment スタンザの EGRESS_DESTINATION フィールドに configMapKeyRef スタンザを指定します。

    ...
    env:
    - name: EGRESS_DESTINATION
      valueFrom:
        configMapKeyRef:
          name: egress-routes
          key: destination
    ...

18.11.2. 関連情報

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.