This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.8.7. 仮想マシンコンソールへのアクセス
OpenShift Virtualization は、異なる製品タスクを実現するために使用できる異なる仮想マシンコンソールを提供します。これらのコンソールには、OpenShift Container Platform Web コンソールから、また CLI コマンドを使用してアクセスできます。
8.7.1. OpenShift Container Platform Web コンソールでの仮想マシンコンソールへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform Web コンソールでシリアルコンソールまたは VNC コンソールを使用して、仮想マシンに接続できます。
OpenShift Container Platform Web コンソールで、RDP (リモートデスクトッププロトコル) を使用するデスクトップビューアーコンソールを使用して、Windows 仮想マシンに接続できます。
8.7.1.1. シリアルコンソールへの接続 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web コンソールの VirtualMachine details ページにある Console タブから、実行中の仮想マシンのシリアルコンソールに接続します。
手順
-
OpenShift Container Platform コンソールで、サイドメニューから Virtualization
VirtualMachines をクリックします。 - 仮想マシンを選択して、VirtualMachine details ページを開きます。
- Console タブをクリックします。VNC コンソールがデフォルトで開きます。
- 一度に 1 つのコンソール セッションのみが開かれるようにするには、Disconnect をクリックします。それ以外の場合、VNC コンソール セッションはバックグラウンドでアクティブなままになります。
- VNC Console ドロップダウンリストをクリックし、Serial Console を選択します。
- Disconnect をクリックして、コンソールセッションを終了します。
- オプション: Open Console in New Window をクリックして、別のウィンドウでシリアルコンソールを開きます。
8.7.1.2. VNC コンソールへの接続 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web コンソールの VirtualMachine details ページにある Console タブから、実行中の仮想マシンの VNC コンソールに接続します。
手順
-
OpenShift Container Platform コンソールで、サイドメニューから Virtualization
VirtualMachines をクリックします。 - 仮想マシンを選択して、VirtualMachine details ページを開きます。
- Console タブをクリックします。VNC コンソールがデフォルトで開きます。
- オプション: Open Console in New Window をクリックして、別のウィンドウで VNC コンソールを開きます。
- オプション: Send Key をクリックして、キーの組み合わせを仮想マシンに送信します。
- コンソールウィンドウの外側をクリックし、Disconnect をクリックしてセッションを終了します。
8.7.1.3. RDP を使用した Windows 仮想マシンへの接続 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Remote Desktop Protocol (RDP) を使用するデスクトップビューアーコンソールは、Windows 仮想マシンに接続するためのより使いやすいコンソールを提供します。
RDP を使用して Windows 仮想マシンに接続するには、Web コンソールの VirtualMachine Details ページの Consoles タブから仮想マシンの console.rdp
ファイルをダウンロードし、これを優先する RDP クライアントに指定します。
前提条件
-
QEMU ゲストエージェントがインストールされた実行中の Windows 仮想マシン。
qemu-guest-agent
は VirtIO ドライバーに含まれています。 - 仮想マシンに接続された layer-2 NIC。
- Windows 仮想マシンと同じネットワーク上のマシンにインストールされた RDP クライアント。
手順
-
OpenShift Container Platform コンソールで、サイドメニューから Virtualization
VirtualMachines をクリックします。 - Windows 仮想マシンをクリックして、VirtualMachine details ページを開きます。
- Console タブをクリックします。
- Console 一覧で、Desktop Viewer を選択します。
- Network Interface 一覧で、 layer-2 NIC を選択します。
-
Launch Remote Desktop をクリックし、
console.rdp
ファイルをダウンロードします。 RDP クライアントを開き、
console.rdp
ファイルを参照します。たとえば、remmina を使用します。remmina --connect /path/to/console.rdp
$ remmina --connect /path/to/console.rdp
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Administrator ユーザー名およびパスワードを入力して、Windows 仮想マシンに接続します。
8.7.2. CLI コマンドの使用による仮想マシンコンソールへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
8.7.2.1. SSH 経由での仮想マシンインスタンスへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想マシン (仮想マシン) にポート 22 を公開した後に、SSH を使用して仮想マシンにアクセスできます。
virtctl expose
コマンドは、仮想マシンインスタンス (VMI) のポートをノードポートに転送し、有効にされたアクセスのサービスを作成します。以下の例では、fedora-vm-ssh
サービスを作成します。このサービスは、クラスターノードの特定のポートから <fedora-vm>
仮想マシンのポート 22 にトラフィックを転送します。
前提条件
- VMI と同じプロジェクトを使用する。
-
アクセスする VMI は、
masquerade
バインディング方法を使用してデフォルトの Pod ネットワークに接続されている。 - アクセスする VMI が実行中であること。
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。
手順
以下のコマンドを実行して
fedora-vm-ssh
サービスを作成します。virtctl expose vm <fedora-vm> --port=22 --name=fedora-vm-ssh --type=NodePort
$ virtctl expose vm <fedora-vm> --port=22 --name=fedora-vm-ssh --type=NodePort
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<fedora-vm>
は、fedora-vm-ssh
サービスを実行する仮想マシンの名前です。
サービスをチェックし、サービスが取得したポートを見つけます。
oc get svc
$ oc get svc
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE fedora-vm-ssh NodePort 127.0.0.1 <none> 22:32551/TCP 6s
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE fedora-vm-ssh NodePort 127.0.0.1 <none> 22:32551/TCP 6s
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、サービスは
32551
ポートを取得しています。SSH 経由で VMI にログインします。クラスターノードの
ipAddress
および直前の手順で確認したポートを使用します。ssh username@<node_IP_address> -p 32551
$ ssh username@<node_IP_address> -p 32551
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
8.7.2.2. YAML 設定を使用した SSH での仮想マシンへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
virtctl expose
コマンドを実行する必要なしに、仮想マシン (VM) への SSH 接続を有効にすることができます。仮想マシンの YAML ファイルおよびサービスの YAML ファイルが設定され、適用されると、サービスは SSH トラフィックを仮想マシンに転送します。
以下の例は、仮想マシンの YAML ファイルおよびサービス YAML ファイルの設定を示しています。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
oc create namespace
コマンドを使用し、namespace の名前を指定して仮想マシンの YAML ファイルの namespace を作成します。
手順
仮想マシンの YAML ファイルで、SSH 接続のサービスを公開するためのラベルおよび値を追加します。インターフェイスの
masquerade
機能を有効にします。VirtualMachine
定義の例Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 仮想マシンを作成します。
oc create -f <path_for_the_VM_YAML_file>
$ oc create -f <path_for_the_VM_YAML_file>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 仮想マシンを起動します。
virtctl start vm-ssh
$ virtctl start vm-ssh
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サービスの YAML ファイルで、サービス名、ポート番号、およびターゲットポートを指定します。
Service
定義の例。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サービスを作成します。
oc create -f <path_for_the_service_YAML_file>
$ oc create -f <path_for_the_service_YAML_file>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 仮想マシンが実行されていることを確認します。
oc get vmi
$ oc get vmi
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME AGE PHASE IP NODENAME vm-ssh 6s Running 10.244.196.152 node01
NAME AGE PHASE IP NODENAME vm-ssh 6s Running 10.244.196.152 node01
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サービスをチェックし、サービスが取得したポートを見つけます。
oc get svc
$ oc get svc
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE svc-ssh NodePort 10.106.236.208 <none> 27017:30093/TCP 22s
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE svc-ssh NodePort 10.106.236.208 <none> 27017:30093/TCP 22s
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、サービスはポート番号 30093 を取得しています。
以下のコマンドを実行して、ノードの IP アドレスを取得します。
oc get node <node_name> -o wide
$ oc get node <node_name> -o wide
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
NAME STATUS ROLES AGE VERSION INTERNAL-IP EXTERNAL-IP node01 Ready worker 6d22h v1.23.0 192.168.55.101 <none>
NAME STATUS ROLES AGE VERSION INTERNAL-IP EXTERNAL-IP node01 Ready worker 6d22h v1.23.0 192.168.55.101 <none>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 仮想マシンが実行されているノードの IP アドレスとポート番号を指定して、SSH 経由で仮想マシンにログインします。
oc get svc
コマンドで表示されるポート番号およびoc get node
コマンドで表示されるノードの IP アドレスを使用します。以下の例は、ユーザー名、ノードの IP アドレス、およびポート番号を指定したssh
コマンドを示しています。ssh fedora@192.168.55.101 -p 30093
$ ssh fedora@192.168.55.101 -p 30093
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
8.7.2.3. 仮想マシンインスタンスのシリアルコンソールへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
virtctl console
コマンドは、指定された仮想マシンインスタンスへのシリアルコンソールを開きます。
前提条件
-
virt-viewer
パッケージがインストールされていること。 - アクセスする仮想マシンインスタンスが実行中であること。
手順
virtctl
でシリアルコンソールに接続します。virtctl console <VMI>
$ virtctl console <VMI>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
8.7.2.4. VNC を使用した仮想マシンインスタンスのグラフィカルコンソールへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
virtctl
クライアントユーティリティーは remote-viewer
機能を使用し、実行中の仮想マシンインスタンスに対してグラフィカルコンソールを開くことができます。この機能は virt-viewer
パッケージに組み込まれています。
前提条件
-
virt-viewer
パッケージがインストールされていること。 - アクセスする仮想マシンインスタンスが実行中であること。
リモートマシンで SSH 経由で virtctl
を使用する場合、X セッションをマシンに転送する必要があります。
手順
virtctl
ユーティリティーを使用してグラフィカルインターフェイスに接続します。virtctl vnc <VMI>
$ virtctl vnc <VMI>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コマンドが失敗した場合には、トラブルシューティング情報を収集するために
-v
フラグの使用を試行します。virtctl vnc <VMI> -v 4
$ virtctl vnc <VMI> -v 4
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
8.7.2.5. RDP コンソールの使用による Windows 仮想マシンへの接続 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Remote Desktop Protocol (RDP) は、Windows 仮想マシンに接続するためのより使いやすいコンソールを提供します。
RDP を使用して Windows 仮想マシンに接続するには、割り当てられた L2 NIC の IP アドレスを RDP クライアントに対して指定します。
前提条件
-
QEMU ゲストエージェントがインストールされた実行中の Windows 仮想マシン。
qemu-guest-agent
は VirtIO ドライバーに含まれています。 - 仮想マシンに接続された layer-2 NIC。
- Windows 仮想マシンと同じネットワーク上のマシンにインストールされた RDP クライアント。
手順
アクセストークンを持つユーザーとして、
oc
CLI ツールを使用して OpenShift Virtualization クラスターにログインします。oc login -u <user> https://<cluster.example.com>:8443
$ oc login -u <user> https://<cluster.example.com>:8443
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow oc describe vmi
を使用して、実行中の Windows 仮想マシンの設定を表示します。oc describe vmi <windows-vmi-name>
$ oc describe vmi <windows-vmi-name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
レイヤー 2 ネットワークインターフェイスの IP アドレスを特定し、これをコピーします。これは直前の例では
192.0.2.0
であり、IPv6 を選択する場合は2001:db8::
になります。 - RDP クライアントを開き、接続用に直前の手順でコピーした IP アドレスを使用します。
- Administrator ユーザー名およびパスワードを入力して、Windows 仮想マシンに接続します。