1.7. Red Hat OpenShift 分散トレースの修正された問題


  • OSSM-1910 バージョン 2.6 で導入された問題により、OpenShift Container Platform Service Mesh で TLS 接続を確立できませんでした。今回の更新では、OpenShift Container Platform Service Mesh および Istio で使用される規則に一致するようにサービスポート名を変更することで、問題を解決します。
  • OBSDA-208 この更新の前は、デフォルトの 200m CPU および 256Mi メモリーリソース制限により、大規模なクラスターで分散トレーシングデータ収集が継続的に再開される可能性がありました。この更新プログラムは、これらのリソース制限を削除することで問題を解決します。
  • OBSDA-222 この更新の前は、OpenShift Container Platform 分散トレースプラットフォームでスパンがドロップされる可能性がありました。この問題の発生を防ぐために、このリリースではバージョンの依存関係が更新されています。
  • TRACING-2337 Jaeger が、Jaeger ログに以下のような警告メッセージを繰り返しロギングします。

    {"level":"warn","ts":1642438880.918793,"caller":"channelz/logging.go:62","msg":"[core]grpc: Server.Serve failed to create ServerTransport: connection error: desc = \"transport: http2Server.HandleStreams received bogus greeting from client: \\\"\\\\x16\\\\x03\\\\x01\\\\x02\\\\x00\\\\x01\\\\x00\\\\x01\\\\xfc\\\\x03\\\\x03vw\\\\x1a\\\\xc9T\\\\xe7\\\\xdaCj\\\\xb7\\\\x8dK\\\\xa6\\\"\"","system":"grpc","grpc_log":true}

    この問題は、gRPC ポートではなく、クエリーサービスの HTTP(S) ポートのみを公開することで解決されました。

  • TRACING-2009 Jaeger Operator が Strimzi Kafka Operator 0.23.0 のサポートを追加するように更新されました。
  • TRACING-1907: アプリケーション namespace に Config Map がないため、Jaeger エージェントサイドカーの挿入が失敗していました。Config Map は間違った OwnerReference フィールドの設定により自動的に削除され、そのため、アプリケーション Pod は ContainerCreating ステージから移動しませんでした。誤った設定が削除されました。
  • TRACING-1725 は TRACING-1631 に対応しています。これはもう 1 つの修正であり、同じ名前だが異なる namespace にある複数の Jaeger 実稼働インスタンスがある場合に Elasticsearch 証明書を適切に調整できるようになりました。BZ-1918920 も参照してください。
  • TRACING-1631 同じ名前を使用するが、異なる namespace 内にある複数の Jaeger 実稼働インスタンスを使用すると、Elasticsearch 証明書に問題が発生します。複数のサービスメッシュがインストールされている場合は、すべての Jaeger Elasticsearch インスタンスが個別のシークレットではなく同じ Elasticsearch シークレットを持っていたため、OpenShift Elasticsearch Operator がすべての Elasticsearch クラスターと通信できなくなりました。
  • TRACING-1300 Istio サイドカーの使用時に、Agent と Collector 間の接続に失敗しました。Jaeger Operator で有効になっている TLS 通信の更新は、Jaeger サイドカーエージェントと Jaeger Collector 間でデフォルトで提供されます。
  • TRACING-1208 Jaeger UI にアクセスする際に、認証の 500 Internal Error が出力されます。OAuth を使用して UI に対する認証を試行すると、oauth-proxy サイドカーが additionalTrustBundle でインストール時に定義されたカスタム CA バンドルを信頼しないため、500 エラーが出力されます。
  • TRACING-1166 現時点で、Jaeger ストリーミングストラテジーを非接続環境で使用することはできません。Kafka クラスターがプロビジョニングされる際に、Failed to pull image registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-24-rhel7@sha256:f9ceca004f1b7dccb3b82d9a8027961f9fe4104e0ed69752c0bdd8078b4a1076 のエラーが出力されます。
  • Trace-809 Jaeger Ingester には Kafka 2.3 との互換性がありません。Jaeger Ingester のインスタンスが複数あり、十分なトラフィックがある場合は、リバランスメッセージがログに継続的に生成されます。これは、Kafka 2.3.1 で修正された Kafka 2.3 のリグレッションによって生じます。詳細は、Jaegertracing-1819 を参照してください。
  • BZ-1918920/LOG-1619 Elasticsearch Pod は更新後に自動的に再起動しません。

    回避策: Pod を手動で再起動します。

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