5.2. セキュアなレジストリーの手動による公開
クラスター内から OpenShift イメージレジストリーにログインするのではなく、外部からレジストリーにアクセスできるように、このレジストリーをルートに公開します。これにより、ルートアドレスを使用してクラスターの外部からレジストリーにログインし、ルートホストを使用してイメージにタグを付けて既存のプロジェクトにプッシュできます。
前提条件:
以下の前提条件が自動的に実行する。
- Registry Operator をデプロイする。
- Ingress Operator のデプロイ。
手順
configs.imageregistry.operator.openshift.io
リソースで DefaultRoute
パラメーターを使用するか、カスタムルートを使用してルートを公開できます。
DefaultRoute
を使用してレジストリーを公開するには、以下を実行します。
DefaultRoute
をTrue
に設定します。$ oc patch configs.imageregistry.operator.openshift.io/cluster --patch '{"spec":{"defaultRoute":true}}' --type=merge
podman
でログインします。$ HOST=$(oc get route default-route -n openshift-image-registry --template='{{ .spec.host }}')
$ podman login -u kubeadmin -p $(oc whoami -t) --tls-verify=false $HOST 1
- 1
--tls-verify=false
は、ルートのクラスターのデフォルト証明書が信頼されない場合に必要になります。Ingress Operator で、信頼されるカスタム証明書をデフォルト証明書として設定できます。
カスタムルートを使用してレジストリーを公開するには、以下を実行します。
ルートの TLS キーでシークレットを作成します。
$ oc create secret tls public-route-tls \ -n openshift-image-registry \ --cert=</path/to/tls.crt> \ --key=</path/to/tls.key>
この手順はオプションです。シークレットを作成しない場合、ルートは Ingress Operator からデフォルトの TLS 設定を使用します。
Registry Operator では、以下のようになります。
spec: routes: - name: public-routes hostname: myregistry.mycorp.organization secretName: public-route-tls ...
注記レジストリーのルートのカスタム TLS 設定を指定している場合は
secretName
のみ設定します。