5.4. 更新ステータスの監視


5.4.1. OpenShift Virtualization アップグレードステータスのモニタリング

OpenShift Virtualization Operator のアップグレードのステータスをモニターするには、クラスターサービスバージョン (CSV) PHASE を監視します。Web コンソールを使用するか、ここに提供されているコマンドを実行して CSV の状態をモニターすることもできます。

注記

PHASE および状態の値は利用可能な情報に基づく近似値になります。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにログインすること。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  1. 以下のコマンドを実行します。

    $ oc get csv -n openshift-cnv
  2. 出力を確認し、PHASE フィールドをチェックします。以下に例を示します。

    出力例

    VERSION  REPLACES                                        PHASE
    4.9.0    kubevirt-hyperconverged-operator.v4.8.2         Installing
    4.9.0    kubevirt-hyperconverged-operator.v4.9.0         Replacing

  3. オプション: 以下のコマンドを実行して、すべての OpenShift Virtualization コンポーネントの状態の集約されたステータスをモニターします。

    $ oc get hco -n openshift-cnv kubevirt-hyperconverged \
    -o=jsonpath='{range .status.conditions[*]}{.type}{"\t"}{.status}{"\t"}{.message}{"\n"}{end}'

    アップグレードが成功すると、以下の出力が得られます。

    出力例

    ReconcileComplete  True  Reconcile completed successfully
    Available          True  Reconcile completed successfully
    Progressing        False Reconcile completed successfully
    Degraded           False Reconcile completed successfully
    Upgradeable        True  Reconcile completed successfully

5.4.2. 以前の OpenShift Virtualization ワークロードの表示

CLI を使用して、以前のワークロードの一覧を表示できます。

注記

クラスターに以前の仮想化 Pod がある場合には、OutdatedVirtualMachineInstanceWorkloads アラートが実行されます。

手順

  • 以前の仮想マシンインスタンス (VMI) の一覧を表示するには、以下のコマンドを実行します。

    $ oc get vmi -l kubevirt.io/outdatedLauncherImage --all-namespaces
注記

ワークロードの更新を設定して、VMI が自動的に更新されるようにします。

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