第7章 Operator SDK
7.1. Operator SDK CLI のインストール
Operator SDK は、Operator 開発者が Operator のビルド、テストおよびデプロイに使用できるコマンドラインインターフェイス (CLI) ツールを提供します。ワークステーションに Operator SDK CLI をインストールして、独自の Operator のオーサリングを開始する準備を整えることができます。
Kubernetes ベースのクラスター (OpenShift Container Platform など) へのクラスター管理者のアクセスのある Operator の作成者は、Operator SDK CLI を使用して Go、Ansible、または Helm をベースに独自の Operator を開発できます。Kubebuilder は Go ベースの Operator のスキャフォールディングソリューションとして Operator SDK に組み込まれます。つまり、既存の Kubebuilder プロジェクトは Operator SDK でそのまま使用でき、引き続き機能します。
Operator SDK についての詳細は、Operator の開発 について参照してください。
OpenShift Container Platform 4.10 は Operator SDK v1.16.0 をサポートします。
7.1.1. Operator SDK CLI のインストール
OpenShift SDK CLI ツールは Linux にインストールできます。
前提条件
- Go v1.16+
-
docker
v17.03+、podman
v1.9.3+、またはbuildah
v1.7+
手順
- OpenShift ミラーサイト に移動します。
- 最新の 4.10 ディレクトリーから、Linux 用の最新バージョンの tarball をダウンロードします。
アーカイブを展開します。
$ tar xvf operator-sdk-v1.16.0-ocp-linux-x86_64.tar.gz
ファイルを実行可能にします。
$ chmod +x operator-sdk
展開された
operator-sdk
バイナリーをPATH
にあるディレクトリーに移動します。ヒントPATH
を確認するには、以下を実行します。$ echo $PATH
$ sudo mv ./operator-sdk /usr/local/bin/operator-sdk
検証
Operator SDK CLI のインストール後に、これが利用可能であることを確認します。
$ operator-sdk version
出力例
operator-sdk version: "v1.16.0-ocp", ...