7.2. クラスター更新のための Cloud Credential Operator ユーティリティーの設定
Cloud Credential Operator (CCO) を手動モードで使用するクラスターをアップグレードして、クラスターの外からクラウド認証情報を作成および管理する場合は、CCO ユーティリティー (ccoctl
) バイナリーを抽出して準備します。
ccoctl
ユーティリティーは、Linux 環境で実行する必要がある Linux バイナリーです。
前提条件
- クラスター管理者のアクセスを持つ OpenShift Container Platform アカウントを使用できる。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
-
クラスターは、クラスターの外からクラウド認証情報を作成および管理するために
ccoctl
ユーティリティーを使用して設定されています。
手順
OpenShift Container Platform リリースイメージを取得します。
$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')
OpenShift Container Platform リリースイメージから CCO コンテナーイメージを取得します。
$ CCO_IMAGE=$(oc adm release info --image-for='cloud-credential-operator' $RELEASE_IMAGE)
注記$RELEASE_IMAGE
のアーキテクチャーが、ccoctl
ツールを使用する環境のアーキテクチャーと一致していることを確認してください。OpenShift Container Platform リリースイメージ内の CCO コンテナーイメージから
ccoctl
バイナリーを展開します。$ oc image extract $CCO_IMAGE --file="/usr/bin/ccoctl" -a ~/.pull-secret
ccoctl
を実行可能にするようにパーミッションを変更します。$ chmod 775 ccoctl
検証
ccoctl
が使用できることを確認するには、help ファイルを表示します。$ ccoctl --help
ccoctl --help
の出力OpenShift credentials provisioning tool Usage: ccoctl [command] Available Commands: alibabacloud Manage credentials objects for alibaba cloud aws Manage credentials objects for AWS cloud gcp Manage credentials objects for Google cloud help Help about any command ibmcloud Manage credentials objects for IBM Cloud Flags: -h, --help help for ccoctl Use "ccoctl [command] --help" for more information about a command.