This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.第5章 ユーザー定義プロジェクトのモニタリングの有効化
OpenShift Container Platform 4.10 では、デフォルトのプラットフォームのモニタリングに加えて、ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にできます。追加のモニタリングソリューションを必要とせずに、Open Shift Container Platform で独自のプロジェクトをモニタリングできます。この機能を使用することで、コアプラットフォームコンポーネントおよびユーザー定義プロジェクトのモニタリングが一元化されます。
Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用してインストールされた Prometheus Operator のバージョンは、ユーザー定義のモニタリングと互換性がありません。そのため、OLM Prometheus Operator によって管理される Prometheus カスタムリソース (CR) としてインストールされるカスタム Prometheus インスタンスは OpenShift Container Platform ではサポートされていません。
5.1. ユーザー定義プロジェクトのモニタリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター管理者は、クラスターモニタリング ConfigMap オブジェクト に enableUserWorkload: true フィールドを設定し、ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にできます。
OpenShift Container Platform 4.10 では、ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にする前に、カスタム Prometheus インスタンスを削除する必要があります。
OpenShift Container Platform のユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にするには、cluster-admin クラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる必要があります。これにより、クラスター管理者は任意で、ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定するパーミッションをユーザーに付与できます。
前提条件
-
cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできます。 -
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトを作成している。 オプションで
user-workload-monitoring-configConfigMapをopenshift-user-workload-monitoringプロジェクトに作成している。ユーザー定義プロジェクトをモニターするコンポーネントのConfigMapに設定オプションを追加できます。注記設定の変更を
user-workload-monitoring-configConfigMapに保存するたびに、openshift-user-workload-monitoringプロジェクトの Pod が再デプロイされます。これらのコンポーネントが再デプロイするまで時間がかかる場合があります。ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを最初に有効にする前にConfigMapオブジェクトを作成し、設定することができます。これにより、Pod を頻繁に再デプロイする必要がなくなります。
手順
cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトを編集します。oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config
$ oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow enableUserWorkload: trueをdata/config.yamlの下に追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
trueに設定すると、enableUserWorkloadパラメーターはクラスター内のユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にします。
変更を適用するためにファイルを保存します。ユーザー定義プロジェクトのモニタリングは自動的に有効になります。
警告変更が
cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトに保存されると、openshift-monitoringプロジェクトの Pod および他のリソースは再デプロイされる可能性があります。該当するプロジェクトの実行中のモニタリングプロセスも再起動する可能性があります。prometheus-operator、prometheus-user-workloadおよびthanos-ruler-user-workloadPod がopenshift-user-workload-monitoringプロジェクトで実行中であることを確認します。Pod が起動するまでに少し時間がかかる場合があります。oc -n openshift-user-workload-monitoring get pod
$ oc -n openshift-user-workload-monitoring get podCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
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