第2章 MTC (Migration Toolkit for Containers) リリースノート
MTC (Migration Toolkit for Containers) リリースノートでは、新機能および拡張機能、非推奨となった機能、および既知の問題について説明しています。
MTC を使用すると、namespace の粒度で OpenShift Container Platform クラスター間でアプリケーションワークロードを移行できます。
OpenShift Container Platform 3 から 4.10 および OpenShift Container Platform 4 クラスター間で移行できます。
MTC には、Web コンソールおよび API が同梱されており、Kubernetes カスタムリソースに基づいて移行を制御してアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えることができます。
MTC のサポートポリシーの詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー の一部である OpenShift Application and Cluster Migration Solutions を参照してください。
2.1. MTC (Migration Toolkit for Containers 1.7) リリースノート
2.1.1. 新機能および機能拡張
本リリースには、以下の新機能および機能拡張が含まれています。
- MTC (Migration Toolkit for Containers) Operator が OpenShift API for Data Protection (OADP) Operator に依存するようになりました。MTC Operator をインストールすると、Operator Lifecycle Manager (OLM) は同じ namespace に OADP Operator を自動的にインストールします。
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crane tunnel-api
コマンドを使用して 2 つのクラスター間にネットワークトンネルを確立することにより、ファイアウォールの背後にあるソースクラスターからクラウドベースの宛先クラスターに移行できます。 - MTC の Web コンソールでのストレージクラスの変換: 永続ボリューム (PV) のストレージクラスを、同じクラスター内で移行して変換できます。
2.1.2. 既知の問題
本リリースには、以下の既知の問題があります。
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AWS gp2 PVC に利用可能な領域がない場合に、
MigPlan
カスタムリソースには警告は表示されません。(BZ#1963927) - 宛先ストレージが AWS Elastic File System (EFS) によって動的にプロビジョニングされる PV の場合に、直接および間接データ転送は機能しません。これは、AWS EFS Container Storage Interface (CSI) ドライバーの制限が原因です。(BZ#2085097)
- IBM Cloud のブロックストレージは、同じアベイラビリティーゾーンに所属している必要があります。仮想プライベートクラウドのブロックストレージに関する IBM FAQ を参照してください。