5.6. Argo CD インスタンスのモニタリング
デフォルトでは、Red Hat OpenShift GitOps Operator は、定義された namespace (例: openshift-gitops
) にインストールされている Argo CD インスタンスを自動的に検出し、これをクラスターのモニタリングスタックに接続して、非同期アプリケーションに対するアラートを提供します。
前提条件
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cluster-admin
権限でクラスターにアクセスできる。 - OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスできる。
- Red Hat OpenShift GitOps Operator がクラスターにインストールされている。
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定義した namespace (たとえば
openshift-gitops
) に Argo CD アプリケーションをインストールしている。
5.6.1. Prometheus メトリクスを使用した Argo CD ヘルスのモニタリング
Prometheus メトリクスクエリーを実行して、Argo CD アプリケーションのヘルスステータスをモニタリングできます。
手順
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Web コンソールの Developer パースペクティブで、Argo CD アプリケーションがインストールされている namespace を選択し、Observe
Metrics に移動します。 - Select query ドロップダウンリストから、Custom query を選択します。
Argo CD アプリケーションのヘルスステータスを確認するには、Expression フィールドに、次の例のような Prometheus Query Language (PromQL) クエリーを入力します。
例
sum(argocd_app_info{dest_namespace=~"<your_defined_namespace>",health_status!=""}) by (health_status) 1
- 1
<your_define_namespace>
変数を、定義した namespace の実際の名前 (openshift-gitops
など) に置き換えます。